製薬協について 製薬協について

Top News|トップニュース

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
192号タイトル
top_news
前へ1234567891011次へ
「第8回 APAC(アジア製薬団体連携会議)」を開催
―革新的な医薬品をアジアの人々に速やかに届ける―
line03 line03 line03
慶應義塾大学 医学部 医療政策・管理学教室 教授 宮田 裕章 氏
慶應義塾大学 医学部
医療政策・管理学教室 教授
宮田 裕章 氏

基調講演

基調講演には健康分野の多くの会合に名を連ね、さまざまなイノベーションの動向に造詣の深い慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授の宮田裕章氏が登壇しました。講演では、価値(バリュー)をイニシアチブ、イノベーション、コラボレーションの面から説明、新しい技術により医療の実態が変化していることを具体的に示されました。また、携帯型デバイスを用いて患者さんが病気の予後・状況を報告したり、装着型デバイスに人のバイタルやモーションを測定する機能が付加されたりしたことで、集積されたデータが医療の結果評価にも応用されつつあること、データ駆動社会への変革をチャンスと捉えて準備が必要であること等、大変興味深い内容を熱くかつクールに講演されました。

製薬協 国際委員会 平手 晴彦 委員長
製薬協 国際委員会
平手 晴彦 委員長

パネルディスカッション

次に、APAC運営責任者で、製薬協国際委員会の平手晴彦委員長がモデレーターとなり、厚生労働省医務技監の鈴木康裕氏、東京大学公共政策大学院特任教授の鎌江伊三夫氏ならびにトーマス・クーニー氏の3名が登壇し「持続可能なヘルスケアシステムにどうアプローチするか」と題して医薬品・医療の多面的価値評価とWise Spendingについて議論が行われました。
 HTA(医療技術評価)の定義から始まり、HTAには個別製品・技術に対する「ミクロなHTA」と医療システム全体を対象とする「マクロなHTA」があること、日本の費用対効果評価制度の特徴(日本のHTAはアクセスを阻害していない)、日本のHTA制度における論点が討議され、Patient Centricityと多面的価値に基づく評価の重要性についても採り上げられました。
 Wise Spendingをテーマとした議論では発症予防と進展予防の有用性、量から質・結果に基づく医療へのシフトのための制度設計の重要性、全ステークホルダー間のパートナーシップの重要性について討議されました。
 モデレーターは、「今回のVBH Sessionでは、『価値ある医療にこそ投資すべき』という方向性・共通認識を見出すことができたこと、本テーマは持続可能なヘルスケアであるため、いずれの国でも重要なテーマであること、この議論は革新的医薬品のみならず、より広いヘルスケアシステム全体を対象に議論していることを詳らかにした。APACは官民が連携して患者さんに価値あるソリューションを届けるためのパートナーシップであり、来年以降もこのVBHの議論を深めていきたい」と結び、会場より大きな拍手をもって討議を終えました。

VBH Session登壇者

VBH Session登壇者

前へ1234567891011次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ