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「製薬協メディアフォーラム」を開催
テーマは「最新のがん治療 ―がん免疫療法―」
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悪性黒色腫に対し、PD-1とCTLA-4の両方をブロックすると、無増悪生存期間が大きく改善されていることが報告されています。そこで、抗PD-1抗体を投与されたときと、抗CTLA-4抗体とを投与されたとき、および併用で投与されたときに、どのような遺伝子の発現が変化しているかを調べたデータがあります。すると、併用で投与したときに、ほかのケースとはまったく異なる遺伝子が400個以上変化することがわかりました。これはひとつひとつの抑制シグナルをブロックしてもなかなか免疫応答が活性化しない場合でも、2つもしくはそれ以上の抑制シグナルを同時にブロックすると、いろいろな遺伝子発現が変化することを示しています。
 これらの知見に基づきたくさんの併用療法が模索されています。実際、国立がん研究センターでも多くの医師主導や企業治験が始まっています。もちろん、免疫チェックポイント阻害剤同士の併用や既存の治療(化学療法や放射線療法)と組み合わせる研究も進んでいます。今後、こういった免疫療法が臨床に入ってくるわけですが、まだ、どれが良いのかわからないため、さまざまな組み合わせで試していくことになります。さすがにそれは非効率なので、動物実験などで間違いなく良いという科学的な根拠に基づいた組み合わせの併用療法かを見極めて、進めていかなければならないと考えています。

広報委員会 コミュニケーション推進部会 本多 伸

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