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バイオ医薬品(抗体医薬品)の研究開発動向調査
— 適応疾患と標的分子の広がり−
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分析の結果(図2)、開発中のバイオ医薬品(1815件)の中で抗体医薬品が548件と最も多く、全体の30.2%を占めていました。次いでワクチン(461件、25.4%)、細胞治療(228件、12.6%)、遺伝子治療(157件、8.7%)の順となっています。開発段階としては、全体ではPhase I : 35.3%、Phase II : 44.7%、Phase III : 17.5%、申請中が2.5%です。抗体医薬品では、それぞれ、42.2%、39.1%、16.2%、2.6%であり、Phase Iの割合が高く、早期の臨床試験段階の開発品目が多く含まれています。また、細胞治療ではそれぞれ、20.2%、65.4%、12.7%、1.8%であり、Phase IIの割合が高く、今後の実用化拡大に向けて、有効性の検証が求められている段階にあるといえます。

図2 バイオ医薬品開発状況の内訳

図2 バイオ医薬品開発状況の内訳

注:感染症ワクチンとがんワクチンは、ワクチンの内訳を示す
出所:Pharmaprojectsをもとに作成

開発中抗体医薬品の適応疾患の広がり

バイオ医薬品開発の中で、抗体医薬品の開発が活発に進んでいることがわかりました。次に、現在の開発傾向を把握するために、承認された抗体医薬品との比較も含め、抗体医薬品の適応疾患の広がりについて分析しました。
 現在、承認された抗体医薬品は47品目あります[3]。主な適応疾患はがんが約半数の22品目、関節リウマチを中心とした自己免疫疾患が7品目であり、この2疾患で62%を占めています。そのほか、乾癬と腎移植後の急性拒絶反応が3品目、感染症、脂質異常症が2品目、喘息、骨粗鬆症、加齢黄斑変性と多発性硬化症などが各1品目となっています。現在承認されている抗体医薬品の適応疾患は、これまでもさまざまな疾患に適応拡大もされていますが、がんと関節リウマチが中心となっています。

mark [3]
http://www.nihs.go.jp/dbcb/mabs.html(参照:2015/08/25)
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