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日本臨床薬理学会海外研修を終了して
—カナダと日本の仕事の両立は大変でした—
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日本臨床薬理学会研修員として2013年9月から2015年3月の約1年半にわたり、カナダのトロント小児病院(The Hospital for Sick Children)の臨床薬理学部門(Division of Clinical Pharmacology and Toxicology)にて研修を実施しました。トロントで過ごした1年半で、日本では得ることができないさまざまな経験を重ねることができました。本稿では海外での研究や生活を振り返り、その経験について報告します。


小林 徹 (国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 臨床研究開発センター 開発企画部 臨床研究企画室 室長)

トロントと留学した部門の紹介

トロントはオンタリオ湖のほとりに広がるカナダ最大の都市で人口は約250万人、グレーター・トロント・エリア(Greater Toronto Area、GTA)と呼ばれる周辺地域も含めると約590万人が生活しています。毎年発表される世界で最も住みやすい都市ランキングでは常に上位に顔を出す、人に優しい街です。トロントの象徴はかつて世界一の高さを誇っていたCN Towerで、現在でもトロントのランドマークとして君臨しています。また、世界遺産でもあるナイアガラの滝は市街から車で1時間半ほど離れたところにあり、その雄大な姿は訪れる人々を魅了します(図1)。

図1 ナイアガラの滝壺から上る虹

図1 ナイアガラの滝壺から上る虹

カナダは移民を積極的に受け入れており、トロントにはさまざまな民族的、宗教的背景をもった人々が生活しています。市街地には多くの言語が飛び交い、トロントに居ながらにしてたくさんの国の文化に触れることができます。日本人はトロントでは少数派ですが、寿司ブームに引き続き居酒屋・ラーメンブームが席巻しているため、多くの日本食レストランが存在します。大半は中国人や韓国人の経営ですが。日本の調味料などはほとんどの種類を現地の韓国系・中国系スーパーで入手することができ、トロントに居ながら日本と同じような食生活を送れたことは助かりました。余談ですが日本人のフィギュアスケートのオリンピック金メダリストが近所に住んでおり、多くの友人がサインをもらったり写真を一緒に撮ってもらったりしていました。

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