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「2015 ライフサイエンス知財フォーラム」を開催
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medU-netは、総会員302名のうちアカデミア機関数が79機関、そのうち法人会員数は29機関です。これらの多くは比較的規模が小さい医系大学ですが、ここでは行政、産業界、アカデミアが情報交換をしつつ、新たな政策構築に向けて政策提言活動を行っています。アカデミア産学連携基盤のボトムアップが中心であった2010年からの第1ステージを終え、現在は第2ステージとして産業界との連携強化による実働支援、具体的には、創薬シーズ相談会の開催、medU-net産学連携シーズショーケースの設置、産学連携支援機能の共有化などの実用化段階に入ってきています。
 イノベーション創出において、アカデミアに求められる活動はなにかを考え直す時期を迎えています。産学連携状況を客観的な指標をもって自己評価することで、産学連携体制を見直す時期を迎えているということができます。

菱山 豊 氏

■ 講演2|医療分野の研究開発に関する新たな体制

内閣官房 健康・医療戦略室 次長

菱山 豊

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「医薬分野の研究開発に関する新たな体制」について説明します。現状と課題ですが、日本の臨床医学、基礎生命科学に関する論文について国際比較をすると、数、引用の割合は、年々少し下がり気味です。しかし日本で創薬ができるということは、日本の科学が総合的に優れているからこそだと考えています。iPS細胞も科学技術が総合的に進んでいたからこそ出てきた成果であり、ほかにもアカデミアと製薬企業が結びついて出せた成果として最新の技術を使った抗体医薬、分子標的薬といったものがあります。
 2007年からはじまった橋渡しプログラムでは、2014年までの7年間に、保険収載されたもの7件、治験届33件とそれなりの成果が出ています。これは、アカデミアにもシーズがあるということであり、今回の新しい体制作りの動きにつながったと考えています。
 「健康・医療戦略」と「医療分野研究開発推進計画」について少し説明します。健康・医療戦略推進法が昨年5月に成立し、総理をトップとする健康・医療戦略推進本部で「健康・医療戦略」の案の作成と「医療分野研究開発推進計画」の作成および推進を行うとともに今年4月1日にAMEDを発足させました。
 健康・医療戦略の中身は、医療分野の研究開発のみならず、新産業の創出、医療の国際展開、医療のICT化についてトップダウンで進めていきます。
 医療分野研究開発推進計画につきましては、基礎研究と臨床現場の循環の構築、基礎研究成果を実用化につなげる体制の構築などについて本部決定しました。文科、厚労、経産の各省からこのAMEDへ医療の研究開発に関する予算を集約します。プログラムディレクター、プログラムオフィサーを集め課題の選定、公募、採択、マネジメントなど、PDCAサイクルを回していくことを考えており、製薬企業、メディカルドクター(MD)、省庁から人材を招いて約300名体制で進めていこうとしています。
 また臨床研究などの基盤整備ということでは、臨床試験などでしっかり基盤を支えていこうということであり、クリニカル・リサーチ・コーディネーター、生物統計、薬事などの支援をしていこうと考えています。
 産業化へ向けた支援としては、知的財産権取得へ向けた支援といったことも考えています。
 AMEDですべてが解決するわけではありません。ぜひ早い時期から企業に関心をもっていただき、アカデミアのいろいろな資源と産業界の開発力、販売力を含め総合的に進めることが必要で、AMEDをうまく活用してもらうことが必要ではないかと考えています。

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