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環境安全委員会「安全衛生技術研修会」を開催
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したがって、いま企業の中で求められるものは、職場の再構築であり、そこには4つのポイントがあります。最初は、基盤としてのコミュニティです。人と人とのつながりの中に、いろいろな資産が埋め込まれていて、その資産があることによって組織が強くなります。コミュニティというのは、コミュニケーションがベースになります。2番目は、やはり働きがいとか働きやすさということだと思います。働きやすさは、仕事をする中で不安がないということで、働きがいは、働くことに対してわくわくさせること。この2つがそろってはじめて、働く人というのは十分に働いてくれるという感覚があります。
 3番目は、リーダーがきちんと機能するということになります。オーバーワークになっているリーダーを支援してあげること、仕事のプライオリティを付けてあげるということが、私は非常に効果があると思っています。最後に、人が育つ職場をどう考えていくのか。OJTというものを、もう少し体系化をしなければなりません。OJTをどうやって企業の中で機能をさせていくのかが、一つの大きなポイントとして上がってきます。
 組織がきちんと機能するように作り込んでいく活動のことを、組織開発といいます。人の集まりを組織に作って行く作業のこととなります。もともとはアメリカでできた考え方ですが、日本でも、組織開発みたいなものをやるべき時期になってきたという気がしています。多くの企業で、特に職場を中心とした強い組織の開発というものをやっていかないと、結局は企業として負けてしまいます。
 今必要なことは、健康な職場をどうやって再構築していくのかです。それは重要になってきますし、それをやらないと、これからの日本の企業というのは、特にグローバルな競争の中では負けてしまう可能性があるというのが私の危惧です。それと同時に、もう少し組織を強くするということを考えていってもいい時期に入ってきたというのが、私が伝えたいことです。

伊藤 毅 氏

│講演2│

現場・現実の事業継続マネジメント
~危機の時代を乗り越える組織能力強化~

株式会社富士通総研 ビジネスレジリエンス事業部 事業部長 伊藤 毅

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事業継続計画(Business Continuity Plan、BCP)を作られたことで、皆さんの会社組織の何が変化したでしょうか。自然災害や事故などが発生した場合にBCPをもっているから被害を受けないということはあり得ません。逆にBCPがなくても、災害が発生した場合、これまでも対応されてこられたはずです。
 なぜBCPは必要なのでしょうか。それはビジネス環境が大きく変わったことに起因します。つまり危機対応に求められるスピードが圧倒的に速くなっているということです。20年前であれば災害発生後1週間経過してから社員が集まり対応しても問題なかったことが、現在のビジネス環境下では1日で大打撃を被る社会になっています。そのスピードに対応するためには、優先順位付けや事前準備が重要になるということです。

 ここで4つのポイントをまとめておきます。
 ① 早期復旧のための事前対策
 ② 複数の代替戦略オプション
 ③ 迅速な初動対応
 ④ 訓練による継続的改善

1つ目の「早期復旧のための事前対策」としては、なるべく建物・設備が壊れないようにするための対策を費用対効果で検討します。早期復旧の足を引っ張るボトルネックを洗い出し、そこに集中的に対策を取っていきます。早期に復旧できるものは、被災したその場で対応することでも間に合います。ボトルネックを洗い出しておくことで、大略の復旧時間を見通すことも容易になります。

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