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「製薬協メディアフォーラム」を開催
乳幼児以外を対象としたワクチン ~ ワクチンの広がる可能性
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思春期世代や成人に対するワクチン

海外渡航者
 「海外渡航者のためのワクチンガイドライン2010」が作成されていますが、その目的は以下の5点です。

渡航者に対する予防接種が、有効かつ安全に実施されること。
接種の場は日本国内であり、国内諸規定に則った予防接種について解説すること。
わが国では未承認・適応外・適応対象が制限されているワクチンについて、世界の標準的指針に関する情報提供を行うこと。
国内未承認ワクチンを使用する際等に、心得ておくべき法律的事項について情報提供を行うこと。
上記①~④により、海外渡航者に対する適切な予防接種が普及すること。


岡山県予防接種センターの活動報告
 同センターが開設されてからの2年間で814件の電話相談があり、その内訳は地域住民が70%、自治体が15%、医療機関が15%でした。その中でも海外渡航前の相談が最多で(35%)、次いで予防接種計画(16%)、接種間隔が規定から外れてしまった場合の対応(15%)、副反応に関する相談(7%)、アレルギー疾患を有する者への接種対応(5%)などがありました。ワクチン種別では、海外渡航者へのワクチン(30%)、MR(麻疹・風疹混合)ワクチン(12%)、ポリオワクチン(7%)などが上位を占めました。安心して予防接種を受けることのできる体制が整備できるよう、さらに活動を充実させたいということです。


医療関係者など職業感染予防

 医療関連感染対策(=院内感染対策)の強化の目的は、より良い医療や看護の提供を行うため、医療関係者の健康を守るためであり、その対象は医師、他の医療職、事務部門、委託業者、実習生のすべてです。
 感受性者対策は、感染症予防の重要な手段です。感染源に曝露される前に予防接種で能動免疫を付与しておくことが最も大切ですが、一部のワクチンでは曝露後接種という手段もあります。


麻疹・風疹・水痘・ムンプス
 医療関係者は、免疫を獲得したうえで勤務や実習を開始すること、および当該疾患に未罹患の場合、接種回数はそれぞれ2回を原則とします。接種記録や罹患記録は、本人と医療機関の両方で保管し、免疫がないか不十分にもかかわらず、ワクチンが接種できない場合、個人のプライバシーと発症予防に配慮して勤務や実習体制を考慮します。


B型肝炎ワクチン
 定期接種化が検討されているB型肝炎ワクチンは、肝臓がんや劇症肝炎を予防でき、特に小児期の接種は抗体獲得が良好です。B型肝炎ウイルスの感染経路は、針刺し、血液・体液曝露等の医療関連、チェック不十分な血液製剤や医療器具、母子感染、父子・家族内感染や集団での感染、性行為による感染、de novo 肝炎です。


国民すべてに推奨したいワクチン

 わが国の予防接種施策の基本的な理念は、「予防接種・ワクチンで防げる疾病は予防すること」です。現在、ワクチンギャップの解消と定期接種の充実が検討されています。中でも、水痘と成人用肺炎球菌ワクチンの2ワクチンについては、定期化に向けたスケジュール案が次のように示されています。

  2014年1月   第4回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
  (2ワクチンの定期接種化等について審議)
  同3月   副反応検討部会(水痘、成人用肺炎球菌の報告基準について検討)
  同4月   予防接種法の政省令改正に向け法令審査
  同5~6月   予防接種法の法省令改正のパブリックコメント
  同7月   予防接種法の法省令関係の公布
  同10月   予防接種法の法省令関係の施行(定期化)
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