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「第24回広報セミナー」を開催

統合報告と企業価値の創造 ~非財務情報の活用~

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製薬協広報委員会主催の第24回広報セミナーが、2014年4月15日、東京・野村コンファレンスプラザ日本橋にて開催されました。今回は「統合レポートへの流れ」のテーマのもとに、青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授 北川哲雄氏の講演が行われました。約100名の会員会社参加者は熱心に聴講しました。

会場風景
会場風景

 製薬協広報委員会では広報委員および会員会社の広報担当者を対象に、製薬産業や広報業務にかかわる者として共通認識を深めるために広報セミナーを開催しています。今回は青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授 北川哲雄氏より、「統合報告と企業価値の創造〜非財務情報の活用〜」と題して講演が行われました。以下に、講演内容を紹介します。

 

北川 哲雄 教授

|講演|

「統合報告と企業価値の創造~非財務情報の活用~」

青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授 北川 哲雄

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統合報告書とは
 統合報告書は、外部経営環境を背景に、組織の戦略、コーポレート・ガバナンス、業績および業績予想などが、どのように企業価値創造につながるかについて記載した媒体であり、その主な目的は、将来的に組織がどのように価値を創造するかを投資家に説明することにあります。そのため、統合報告書には、財務情報のみならず非財務情報も含まれることになります。つまり、統合報告書を一言で示すと「長期的価値向上策を表すもの」といえます。
 私は、統合報告書では、(1)何をどのように目指す企業なのかを明晰に述べることがすべてであり、(2)そのためには自らのコア・バリューがどこにあるかを自己分析し、(3)情熱をもってマネジメントが投資家およびステークホルダーに語る必要があるととらえています。それが本来の統合報告書の趣旨であり、新・アニュアルレポートと呼んでいいかもしれません。
 統合報告書のコンテンツには、企業理念があり、中期ゴールがあります。この中期ゴールですが、日本企業の中期経営計画でよくみられるように細かな業績評価指標を示したものである必要はなく、もっとおおらかな内容でよいと思います。そして、中期ゴールに向けたコーポレート・ガバナンス、R&D、人材マネジメント、マーケティング、コーポレート・システムなどを幅広く説明する必要があります。たとえば、ダイバーシティ・マネジメントはCSRの観点から必要とされますが、実はグローバル企業のサスティナビリティ(高い長期企業価値の維持)のために必要であり、投資家にとっても必要な情報ということになります。つまり、企業理念や中期ゴール、中期ゴールに向けたコーポレート・ガバナンス、人材マネジメントなどに注意を払ったものが統合報告と呼べるのです。


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