製薬協について 製薬協について

Top News | トップニュース

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
179号タイトル
前へ12345678910111213141516次へ
top_news
「第29回 製薬協 政策セミナー」を開催
line03 line03 line03

創薬イノベーション実現に向けた取り組み

創薬イノベーション実現のための大きな方向性の一つは、オープンイノベーションへの取り組みです(図5)。すなわち、従来の製薬ビジネスの中で行ってきた、大学、研究機関、医療機関、ベンチャー企業との連携と協働をこれまで以上に推し進めることに加え、従来の製薬ビジネスの枠を越えた多様な産業との協働あるいは新技術・サービスとの融合がオープンイノベーションのコンセプトです。今後はこのコンセプトなしには新薬創出は不可能ではないかと考えています。

図5 創薬イノベーション実現に向けた取り組み
図5 創薬イノベーション実現に向けた取り組み

会員各社では、すでにオープンイノベーションに基づく取り組みを開始していますが、海外においてもこの傾向は見られ、その1例として世界のトップ製薬企業の多くが研究コンソーシアムに参加しています。
 会員各社による取り組み事例では、製薬協加盟17社による大規模ライブラリ(Japan Compound Library Consortium、J-CLIC)の相互利用による効率的な化合物スクリーニング、会員3社共同によるバイオマーカーの基盤構築、医療ビッグデータの創薬・臨床研究への利活用等、各社がさまざまな手法でオープンイノベーションを推進しています。
 今後も創薬イノベーションを推進していくうえで課題となるものは、以下のようなものと考えられます。創薬シーズの探索では、大学・研究機関から創薬シーズを公募する際の窓口の一元化や、さまざまな他産業や創薬ベンチャーとの連携強化が必要です。バイオマーカーの探索では、臨床サンプルの解析技術、解析のスペシャリストの育成あるいは提供が必要です。医療ビッグデータの活用では、各企業が保有する情報・技術・ノウハウの提供、生物統計家の育成等の環境整備への貢献が必要です。
 私たちはこうしたさまざまな課題に対して、必要なリソースを共有することにより、産学官連携の一層の強化を図るとともに、イノベーション創出のための環境整備にも取り組んでいきます。

より高い創薬力を発揮できる産業を目指して

私たち研究開発型の製薬産業は、革新的な医薬品の創出を通じて、患者さんにその成果を届けて医療の質の向上とそれを通じた社会や経済への貢献を果たしたいと考えています。それが私たちの使命であり、活動のベースとなるものでもあります。
 そして、私たちが長期間にわたるリスクを取り、より高い創薬力を発揮できる産業へと進化を遂げ、将来にわたって使命を果たしていくためには、イノベーションを生み出すための環境整備とイノベーションが適切に評価される仕組みの2つが必要であると考えています。
 引き続き、ステークホルダーのみなさんとの対話を続けながら、その実現に取り組んでいきます。

前へ12345678910111213141516次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ