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世界市場における国内製薬企業の医薬品売上シェア
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企業国籍別の売上高で世界トップはアメリカ企業であり、売上高は3,125億ドル、世界市場において33.3%のシェアを占めていました。2位は、スイス企業であり、売上高は964億ドル、シェアは10.3%でした。続いて3位が日本企業であり、売上高は809億ドル、世界市場に占めるシェアは8.6%と、世界市場において一定の存在感を有していました。トップ10企業国籍の4位以下には、ドイツ、イギリス、中国、フランス、イスラエル、デンマークおよびブラジルが入っています。

企業国籍ごとの各国での売上高シェア:日本企業は国内市場への依存傾向

次に、企業国籍ごとに各国でどの程度の売上高シェアを獲得しているかをみてみましょう(図2)。企業国籍は、図1の上位5カ国であるアメリカ、スイス、日本、ドイツおよびイギリスについてみています。また、シェアは、アングロアメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパおよびアジアの各地域における主要国[2]について示しました。
 アメリカ企業は、自国であるアメリカ市場において50.7%のシェアを得ており、かつ、ほかの国々においても自国のシェアまでは届かないものの2割を超えるシェアを獲得している国も多く、世界の主要な国々で満遍なく売り上げを上げていることから、グローバルで大きな存在感を示していることがわかります。スイス、ドイツおよびイギリスのヨーロッパ企業もまた、アメリカ企業には及ばないものの、自国・ヨーロッパ圏内だけでなく世界の主要国において比較的高いシェアを有しており、グローバルで事業活動を推進している状況が見て取れます。

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各地域の売上上位国として、アングロアメリカ(アメリカ、カナダ)、ラテンアメリカ(ブラジル、ベネズエラ、メキシコ、アルゼンチン)、ヨーロッパ(ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、スペイン)、アジア(中国、日本、インド、韓国、オーストラリア)を示しました。なお、スイスは、スイス企業の自国売上比率を記載するため追加しました。
図2 企業国籍ごとの各国での売上高シェア(2014年)
図2 企業国籍ごとの各国での売上シェア(2014年)

注:棒グラフ(オレンジ色)は自国の売上シェア。日本企業の日本市場シェアのみ赤色で示した。
(C)2015 IMS Health. IMS World Review Analyst をもとに作成(転写・複製禁止)

一方、日本企業の国外での活動状況は、アメリカやヨーロッパ企業の状況と大きく異なっています。日本企業は、国内において57.6%と高い売上シェアを有しています。しかし、国外市場をみると、日本に次いで高いシェアを有するアメリカでさえ5.9%のシェアにとどまっており、日本と同地域であるアジアの国々を含め、ほかの主要国では数%のシェアしか獲得できていません。すなわち、日本企業は、自国市場に依存した事業活動となっていることがわかります。

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