ICHプロジェクト ICH Q8、Q9、Q10ガイドライン運用実務研修会 フォローアップ
2011年05月19日
2003年のICHブリュッセル会議にて新しい品質に関するビジョン「リスク及び科学に基づく医薬品品質への新たなアプローチ」が提唱され、以降、Q8(製剤開発)、Q9(品質リスクマネジメント)及びQ10(医薬品品質システム)の各ガイドライン(Qトリオ)が作成されました。このQトリオガイドラインは、Q7までの実際に実務をする上で必要なガイドラインと異なり、新たな考え方等を取り入れているため、ICHでは運用についての研修が必要と判断し、日米欧共通の内容にて3極で研修を実施しました。日本では、「ICH Q8、Q9、Q10ガイドライン運用実務者研修会」(以下、「前研修会」)と題して、2010年10月25~27日に東京で開催し、企業側と行政側双方の関係者約260名(うち、行政側参加者約3割)が参加しました。この前研修会では、その趣旨から、分科会では企業側と行政側(審査、調査)の双方の関係者による少人数での討論が実施されました。
今回の研修会は、一部のセッション(分科会討論会)を除き、前研修会とできるだけ同様の内容で実施することで、参加者制限により前研修会へ参加ができなかった方々への情報共有を図ると共に、新たに、前研修会の成果、今後についてを加え、情報提供を図ることにしたものです。医薬品企業及び関連企業などから330名以上が参加し、セッションD:パネルディスカションでは活発な質疑応答が行われました。
なお、本研修会のセッションBの日本語版の原本(英語版)を含め前研修会の資料も、日本製薬工業協会の下記ウェブサイトに掲示されていますので、閲覧が可能です。
本資料は、企業及び行政による内部研修に適切な資料となることが期待されています。
上記目的以外で、添付資料の内容を無断で複写・転載することを禁じます。
開催日時、場所
日時 | 場所 |
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2011年4月25日(月)10:00~17:05 | タワーホール船堀大ホール
東京都江戸川区船堀4-1-1 |
案内、プログラム
研修会資料
横スクロールが可能です
プレゼンテーション | 演者(リーダー) | |
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セッションA:ICH Q8、Q9、Q10ガイドライン運用実務研修会の目的、結果、及び今後の方向性 |
檜山 行雄(衛研)、Q-IWG |
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セッションB:製品ライフサイクルにおけるQ8、Q9、Q10ガイドライン |
大河内 一宏(武田薬品)、Q-IWG |
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松田 嘉弘(総合機構)、Q-IWG |
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田村 繁樹(アステラス製薬)、Q-IWG |
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森末 政利(総合機構)、Q-IWG |
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セッションC:ICH Q8、Q9、Q10 ガイドライン運用実務研修会 分科会討論会の概略及び結果 |
石川 英司(大日本住友製薬)、Q-IWG |
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岡崎 公哉(ファイザー) |
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濱浦 健司(第一三共) |
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仲川 知則(大塚製薬) |
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高木 和則(総合機構) |
以上