医薬品評価委員会 医療機関向けイベント「ICF共通テンプレート活用促進シンポジウム:医療機関での導入事例」開催(Web開催:2025/2/26)
2025年04月03日
日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 臨床評価部会では、2025年2月26日に、『ICF共通テンプレート活用促進シンポジウム:医療機関での導入事例』と題して、ICFに関わる医療機関の皆様を対象に、「ICF共通テンプレート」の導入および活用促進を目的としたシンポジウムを開催いたしました。本シンポジウムでは、「ICF共通テンプレート」について、共通化の背景や「ICF共通テンプレート」の使用方法のご紹介、使用経験を有する医療機関による実例紹介に加えて、医療機関、厚生労働省、治験依頼者などの関係者の皆様によるパネルディスカッションも実施いたしました。パネルディスカッションでは、治験依頼者側からの導入促進の必要性や、試験固有部分であるセクションCの記載内容の質の向上、IRB委員への当テンプレートの意義や使用方針の説明方法等、活発な意見交換が行われました。
当日のアジェンダ
- 開会の挨拶(日本製薬工業協会)
- ICF共通テンプレートの意義と治験の更なる効率化(厚生労働省)
- ICF共通テンプレートの作成背景や使用方法(日本製薬工業協会)
- ICF共通テンプレートの導入事例や活用によるメリット①(医療機関①)
- ICF共通テンプレートの導入事例や活用によるメリット②(医療機関②)
- ICF共通テンプレートの導入事例や活用によるメリット③(医療機関③)
- パネルディスカッション
- 閉会の挨拶(日本製薬工業協会)
本シンポジウムの録画は、以下のリンクよりご視聴が可能です。
-
※
シンポジウムの録画および発表資料について、許可なく引用、転載、複製、第三者への提供、改変などを堅く禁止します。
海外に遅れることなく医薬品開発を進めるためには、国際的に通用する治験実施体制や環境の整備が必要です。ICF共通テンプレートが治験依頼者及び医療機関に広く浸透し活用されることで、治験参加者が同じ情報を受け取り参加を判断できるようになるとともに、ICFの作成や審査における負担軽減による効率化が図られ、日本が国際共同治験実施国として選ばれる環境を維持し、患者さんへの新薬の迅速な提供に繋がる一助となることを期待しています。ICF共通テンプレートが治験依頼者及び医療機関の双方が全て、導入の意義をご理解いただき、関係各所の皆様におかれましては、ぜひICF共通テンプレートの導入を進めていただき、ますよう、よろしくお願いいたします。
日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 臨床評価部会 特別プロジェクト3(TP-3)