医薬品評価委員会 講演スライド「製薬企業の想いを形に~患者さんに適切な医薬品情報を届けるための挑戦~」(2025年10月13日、第58回日本薬剤師会学術大会)
ファーマコビジランス部会
2025年10月
本資料は、以下のシンポジウムにおける講演スライドである。
第58回日本薬剤師会学術大会
分科会16 日本薬剤師会・PMDA合同分科会:もっともっと活用しよう!医薬品情報
細胞治療や遺伝子治療など創薬モダリティの多様化に伴い、医薬品情報の提供は適切な治療選択や患者さんの安全を守るためにますます重要となっている。そのため、製薬企業各社は、医薬品リスク管理計画書に基づく「RMP資材」を中心として、副作用に関する注意喚起、製剤の使用方法、症状管理ツールなど、医薬品の特性にあわせて様々な資材やアプリを作成・提供している。
こうした中で、「医療関係者が最新で正確な情報」を収集し患者さんにあわせた情報を提供するとともに、「患者さん自身が適切な情報へアクセスできる環境」の確立が急務となっている。そのためには、患者さんの声を聞いたうえで、行政・医療関係者・企業等関連するステークホルダーの連携強化が重要である。本シンポジウムでは、「患者さんの疾患特性や治療ステージによる情報ニーズの違い」ならびに「患者団体との協働によるRMP資材の作成事例」などを提示したうえで、①資材そのものをより使いやすくするための課題、②薬剤師が服薬指導をする上での課題について、一緒に議論した。

