医薬産業政策研究所

重点課題と取り組み内容

1. 研究チーム

医薬産業の実態と果たすべき社会的役割、重要性についての理解、認識に基づき、「創薬環境整備」「健康医療データ利活用」「医薬品の価値に基づく評価」を主要テーマとする研究チームを設置し、中長期的な政策につながる分析や提言を行う。

1)創薬環境チーム

  1. 日本の新薬創出力の実態把握

    政策研が従来から定点観測的に行ってきた、WRA Top100/300 の日本品率、モダリティ別解析、協業に関する解析、アンメット・メディカル・ニーズと新薬開発状況の分析、日米欧NME審査品目/期間等の継続的集計・分析等により新薬創出力の実態を把握する。

  2. 創薬環境整備・強化に関する研究

    政策研で継続的に研究している共創型医薬品創出環境や、創薬力の維持・強化などのテーマをはじめ、今日的課題に着眼し、日本の創薬環境整備・強化に関する研究を行う。
    また、上記の研究を通じて製薬協が従来より掲げている創薬エコシステム構築の課題を抽出し関連ステークホルダーとも連携しながら、必要な情報発信を行う。

2)健康医療データチーム

  1. 日本の健康医療データ利活用の制度の評価および方向性の検討

    改正次世代医療基盤法を始め、日本での健康医療データの利活用制度の内容を評価するとともに、利用実態を把握し、その方向性を検討する。
    また、諸外国の同様な制度、利活用実態把握を通じて、国際比較を行い、日本の制度の改善点の指摘や、国際的なデータ利活用に向けた方向性を検討する。

  2. 製薬業界の健康医療データ利活用促進に係る個別課題の検討

    製薬業における健康医療データの利活用を促進する観点から、情報の流通、標準化、個人情報保護、国民のリテラシーなどの個別課題について研究し、関連ステークホルダーとも連携しながら、必要な情報発信を行う。

3)医薬品の価値評価チーム

  1. 医薬品の価値が評価される薬価制度のあり方の研究

    諸外国の薬価制度、費用対効果評価制度における価格調整の仕組みなど、各種制度の意義と実態の研究を通じて、日本の医薬品市場の動向や、薬価制度改定の実態把握と評価を行う。研究成果に応じて、関連ステークホルダーとも連携しながら、必要な情報発信を行う。

  2. イノベーションが適切に評価される薬価制度の実態把握と評価

    日本の薬価制度の調査研究を通じて、イノベーションが適切に評価される薬価制度のあるべき方向性について研究を行う。

2. データ室

製薬協の諸活動の促進に資する調査・分析活動と、産業理解向上に効果的なデータの提供を行う。また、稼働中の産業調査データベース(DB)やDATA BOOKの運営合理化含む改善を進め、提供データ・提供体制を再構築する。

1)調査業務

  1. 各種定点データ整備

    活動概況調査、DATA BOOK 2025 の更新・ウェブ公開、研究開発税制実績調査、医薬品の経済貢献に関する指標など、医薬品産業の市場・収益構造に関する基礎データ整備、「産業調査データベース(DB) 」の運用と維持・更新

  2. アカデミアとの協働を通した産業調査機能の高度化

    アンメット・メディカル・ニーズに関する明治薬科大学との協働

2)各委員会を中心とする製薬協活動支援業務

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