医薬産業政策研究所

重点課題

1. 政策研究事業

医薬産業の実態と果たすべき社会的役割、重要性についての理解、認識に基づき、健康・医療、ヘルスケア産業関連情報の幅広い収集・解釈を進めるとともに、これからの進む方向性やあり方の提言など外部発信や啓発的活動に資するテーマ研究を確実に遂行する。さまざまなパラダイムシフトが予想される中で、政策研究の視点をより中長期的な政策につながる調査研究へと進展させる。また、ヘルスケア産業関係者・アカデミア等との交流は勿論、従来は希薄であった他業種との交流を強化することで、より一層多面的に研究にアプローチする。

1)医薬品を巡る次世代の制度政策のあり方

テーマ① 人生100年時代に即した国民にとって納得性の高い薬価制度のあり方に関する研究
テーマ② 医薬品の価値評価プロセスと本邦における価値評価手法導入に関する研究

2)将来の医薬品産業における課題

テーマ③ 次世代ヘルスケアと製薬産業ドメインのあり方に関する研究
テーマ④ データ駆動型ヘルスケアにおけるデジタルメディスンと健康医療データの利活用に関する研究
テーマ⑤ 医療ビッグデータを利用した医薬品開発に関する研究テーマ

3)革新的医薬品創薬に資する研究開発基盤

テーマ⑥ 多様なステークホルダーとの連携を活用した共創型医薬品創出
テーマ⑦ 日本の製薬産業が国際競争力を高めるための新規創薬モダリティの効果的活用に関する研究

2. 産業調査事業

産業政策関連課題を感度高く、プロアクティブに捉え、製薬協の諸活動の促進に資する調査・分析活動と、その結果に基づいた課題解決につながる提案を推進し、産業理解向上に効果的なエビデンスの提供に努める。また、稼働中の産業調査データベース(DB)・他のデータベースの維持を着実に進めつつ、ユーザーのニーズを取り込んで積極的に拡充を図る。

1)調査・分析業務

  1. 各種定点調査・分析の効率化および高付加価値化
    新薬の審査期間調査・分析、新薬創出国調査・分析、アンメット・メディカル・ニーズと新薬開発状況の分析、2022年度活動概況調査、DATA BOOK 2024 の更新・ウェブ公開、研究開発税制実績調査
  2. 産業政策の重要課題解決につながり得る調査・分析
    ドラッグ・ラグ要因調査・分析、国内医薬品市場、医薬品の健康寿命延伸に関する指標、医薬品の経済貢献に関する指標、医薬品産業の収益構造・研究開発特性、研究開発税制等に関する調査・分析
  3. アカデミアとの共同研究を通した産業調査機能の高度化
    医療ニーズ・薬剤貢献度サーベイの準備

2)「産業調査データベース(DB)」の運用と維持・更新

  1. 製薬協会員向けデータベース「産業調査DB」の拡充
  2. 製薬協権限付与メンバー向け分析ツール「産業調査DB」の拡充

3)産業政策委員会を中心とする製薬協活動支援業務

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