広報委員会

重点課題

1. 新産業ビジョンの理解促進

新たに作成される産業ビジョンや政策提言について、メディアや議員の方々の先にいる国民を意識した情報発信に努める。それにより製薬産業の必要性についての国民の理解を深め、製薬産業ならびに協会の認知を高める。メディアに加え、ロビイングにおいても政治家にとっての選挙民へのナラティブとなるよう、一貫性をもったコミュニケーションプランを作成する。協会内での理解も促進し、各々が自らの言葉で語れるようにする。

ターゲット層を明確にし、それぞれに有効なチャネルやイベントを通して多様な関心・ニーズに対する有効な発信を工夫する。

2. 協会内の相互理解と協働のカルチャー醸成

産業ビジョンや提言を軸とする業界の方向性や課題、それらへの各委員会、会員会社における取り組みに関する情報を共有することで、これまで以上に一体感をもって協働を進めやすい風土作りに貢献する。協会内の相互理解と組織運営を活性化し、必要な改革(トランスフォーメーション)を後押しする。

また、広報委員会内においても、メディアリレーション(MR)部会・オウンドメディア推進(OM)部会を超えた情報の共有とイベント参加によりインターナルコミュニケーションを活性化する。

3. 産業の持続的成長を支える啓発活動

1)将来の産業を支える人材ポートフォリオの構築

中長期的な視点で産業を支える人材を、継続的な取り組みで啓発する。具体的には、小学生後半から大学生にかけての10年間を人材ポートフォリオの開発期間と俯瞰して、啓発の企画をつなげて計画的な取り組みを進めていく。

2)ヘルスケアリテラシー向上への啓発(各層の関心やニーズを意識した情報提供)

患者さんだけでなく健康な人々に向けても健康寿命に関わるテーマを発信し、予防・ワクチンへの理解など主体的な問題意識を啓発していく。加えて、くすり・医療とそれを取り巻く課題や環境についての情報を提供し、くすりの大切さや自身への影響を考えてもらう情報提供の機会をつくる。また、外部メディアの活用による国民へのわかりやすい情報提供を検討する。

取り組み内容

重点課題に最大限かつ効果的に取り組むため、現行の体制(広報委員会総会、政策PR検討委員会、MR部会、OM部会、事務局)を活かして、以下の重点施策を中心に展開する。

1. 「新産業ビジョンの理解促進」の主な取り組み

1)政府関係者に向けた発信(政策PR活動)

アドボカシーグループと連携して、主要メディアでの記事掲載やオウンドメディアを通じた情報発信を組み合わせて発信する。政府や厚生労働省主催の会合など、さまざまな機会においても一貫性と相乗効果を意識した協会コメントとなるよう、関連委員会や会長会社とも連携し整合性を図る。

2)メディアに向けた発信(会長記者会見、イベント活動)

年2回の会長記者会見を企業での決算報告会のように位置付け、ビジョンや政策提言を紹介し、中間進捗報告と年間での総括を行う定期的な発信の柱とする。
政策セミナー、メディアフォーラム、また日経・FT感染症会議や製薬協フォーラムなどの機会も活用して、各時点でのビジョンや提言の進捗状況、重要な課題・トピックスについて発信する機会とする。

これらと連携して、メディアの取材対応やニューズレター(NL)での発信により、産業の理解に資する情報をアップデートしていく。

3)国民に向けた発信(多様なメディア活用)

産業政策委員会をはじめ各委員会との連携を通して、製薬協ウェブサイト、X、YouTube等のオウンドメディアや、記事企画、番組制作等の外部メディアを活用して、産業理解につながるコンテンツを発信する。

これらの展開においては、制作・PR会社を活用し、新産業ビジョンに添った広報活動を展開することも検討する(イベント運営や、動画や活動資材などのコンテンツ作成等)。

2. 「協会内の相互理解と協働のカルチャー醸成」の主な取り組み

1)ニューズレター(NL)のリニューアルと定着

NLの構成をリニューアルし協会内広報誌として定着させる。産業ビジョンの方向性や実現に向けた各委員会・会員会社における取り組みを共有し、組織や人の紹介も行いながら、相互理解と連携の土台とする。

2)オウンドメディア活用の推進

製薬協ウェブサイトやX等の多様なコミュニケーションチャネルを活用して、NLとの相乗効果で、相互理解と協働のカルチャー醸成に貢献する。

3)広報委員会内のネットワークの活性化

広報委員会内での各社の広報活動・戦略における課題や対応事例などについて、相互のナレッジ交換の機会を企画し、委員会内のネットワークを活性化する。

3. 「産業の持続的成長を支える啓発活動」の主な取り組み

1)将来の産業を支える人材ポートフォリオの構築

①小中学生向け

  • 科学技術館『クスリウム』(常設展示による科学技術・創薬の啓発)
  • おしごと年鑑(朝日新聞出版社発行。キャリア教育への貢献)
  • 学校教育サポート活動(疾患教育教材や研修などを提供)

②大学生向け

  • 外部メディアを活用した就活生向けの仕事やキャリア中心の若年層啓発企画
  • 会員会社の人事部門との連携(今後の可能性として)

2)メディアを通したヘルスケアリテラシー向上への啓発

  1. メディアフォーラム

    これまでの薬剤耐性(AMR)やワクチンなどのテーマに加え、健康寿命などのウェルビーイングにつながるテーマから、治験・健康医療データの利活用の環境整備についてなど、ヘルスケアリテラシー向上につながるさまざまなテーマについて発信していく。

  2. 記者プログラム

    産業や制度に関する体系的なインプット機会を継続し、メディアを通した啓発につながる取り組みとする。

  3. 外部メディアの活用((1)‐3)と共通)

    産業政策委員会をはじめ各委員会との連携を通して、多様なメディアチャネルを活用して、産業理解につながるコンテンツを発信する。(純広告、記事企画、番組制作 等)

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