健康寿命延伸と経済成長牽引に関する医薬品産業の貢献に係る研究と提言~医薬品産業の未来に向けて~ について

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2023年04月20日
日本製薬工業協会

このたび、日本製薬工業協会(以下、製薬協)は、健康寿命延伸と経済成長牽引に関する研究会 (以下、本研究会)が策定しました報告書「健康寿命延伸と経済成長牽引に関する医薬品産業の貢献に係る研究と提言 ~医薬品産業の未来に向けて~」を製薬協ウェブサイト上に公開いたしましたので、お知らせします。


健康寿命延伸と経済成長牽引に関する研究会 ~医薬品産業の未来に向けて~ 
 

本研究会は、保健医療全体のあり方に係る学術研究を牽引されている有識者の方々にご参画いただき、医薬品産業の貢献について、客観的かつ中立的な立場で議論いただくとともに、評価・分析したエビデンスを元に医薬品産業が目指すべき姿についてお示しいただくことを目的に2021年12月に発足し、製薬協はこれまで本研究会を全力でサポートして参りました。

本報告書を通じ、健康寿命延伸と経済成長に医薬品産業がどのように貢献しているかを示すためのエビデンスを構築すること、また医薬品産業に関する問題・課題の国民的共有を進展させることの重要性を示唆いただきました。さらなる研究を進めるために、製薬協では積極的に継続した取り組みを進めて参ります。

なお、本報告書は座長の堀 真奈美先生から、厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課の安藤 公一課長に手交されました。

参考

健康寿命延伸と経済成長牽引に関する研究会

健康寿命延伸と経済成長に医薬品産業がどのように貢献しているかを示すためのエビデンス構築に向けた研究促進、医薬品産業に関する課題の国民的共有の進展について、客観的かつ中立的な立場から議論を行う。

研究会発足の背景と問題意識

  • 健康で長生きすることは、多くの人々の願いである。また人々は、国全体の経済が安定的に成長し、持続可能な社会保障システムが担保され、疾病や老後への不安が解消されることも望んでいる。
  • 保健・医療・介護は、人々の健康長寿や暮らしの安心を支える根幹となるシステムである。保健・医療・介護の運営やサービス提供には、官・民を含めて多くの主体が関わっている。その中で医薬品産業は、新薬の開発などを中心に、人々の健康を守る上で大きな役割を担う基幹産業である。
  • しかしながら、医薬品産業に対する人々の信頼度や期待がどの程度であるかは明らかでない。また、医薬品が健康寿命延長にもたらす貢献について、人々が確かなエビデンスに基づく十分な理解を得られているとは言い難い。さらに、人々の健康寿命延長が国全体の経済成長をどの程度もたらすかについて、これまでエビデンスは少ない。
  • 医薬品産業が今後さらに人々の信頼を得て、医薬品による健康寿命延長、延いては経済成長牽引に貢献する可能性について人々の理解を得るためには、(i)医薬品や医薬品産業に対する人々の認知度・信頼度について現状を分析・把握すること、(ii)医薬品による健康寿命延長に関するエビデンスを総括・提示すること、(iii)健康寿命延伸による経済成長牽引についてのエビデンスを提示すること、などが必要である。

「研究会委員6名」左手前から  
高久 玲音先生、康永 秀生先生、印南 一路先生、堀 真奈美先生(座長)、真野 俊樹先生、益山 光一先生
関係者 左奥から
製薬協:赤名正臣産業政策委員長、上野裕明副会長、岡田安史会長、白石順一理事長

お問い合わせ先

日本製薬工業協会(製薬協)広報部

電話
03-3241-0374
お問合せフォーム
www.jpma.or.jp/inquiry/

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