新型コロナウイルス感染対策への取組みについて 緊急事態宣言の発出を受けて

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2021年01月08日
日本製薬工業協会
会長 中山 讓治

新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、今日もなお、多くの人々が感染され、かけがえのない多くの命が失われています。このような状況下にあって、日々懸命にウイルスと闘われている医療従事者の皆様をはじめ、私たちの日常生活における、必要不可欠な仕事を担われている全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
日本製薬工業協会(以下、製薬協)の会員である我々製薬企業は、医薬品の研究開発・安定供給を通じて国民医療への貢献に取り組む立場にあります。1月7日、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象とする緊急事態宣言が発出されたことを受け、新型コロナウイルス感染対策に関連し以下の事項について一層の尽力と推進に取り組んでまいります。

  1. 安全で有効な治療薬及びワクチンの迅速な研究開発を進めることが収束に向かう重要な手段であるとの認識に基づき、製薬協会員企業は安全で有効な感染症治療薬やワクチンを必要とされる方に届けられるよう、鋭意努力を続けてまいります。
  2. 医療現場が逼迫する中、あらゆる疾患の治療が滞ることのないよう、製薬協会員各社は、医療機関等に対し必要な医薬品の供給、適切な情報提供を継続してまいります。
  3. 感染拡大により、感染症以外の領域で必要とされる新薬の臨床試験の一時中断や遅延などの影響が生じています。製薬協会員各社は、様々な疾患領域において、新薬を待ち望む患者さん方に早期に提供できるよう、医療機関等の負担を考慮しつつ、工夫を重ねながら臨床試験の遅れを取り戻すよう最善の努力を続けてまいります。

我々製薬企業は、行政機関をはじめ関係者の皆様とより緊密な連携を図りながら、一日でも早く新型コロナウイルス感染症が収束し、一人でも多くの命を救うために、引き続き取り組んでまいる所存です。

本件に関する問い合わせ先

日本製薬工業協会 広報部

電話
03-3241-0374

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