From JPMA 理事長就任のご挨拶
2020年4月1日に、日本製薬工業協会(製薬協)の理事長を拝命した白石順一です。
ご承知のように、製薬協は、革新的で有用性の高い医薬品の開発と製薬産業の健全な発展を通じて、日本および世界の人々の健康と福祉の向上に貢献することをめざす研究開発志向型製薬企業の団体です。
イノベーションを取り巻く環境が、高齢化の進展や医療財政の悪化、ゲノム医療やAIをはじめとする新たなテクノロジーの台頭、患者さんや国民の健康や医療に対するニーズの多様化等によって大きく変化を続けている今、さらに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大に起因する世界規模での試練の時に、経験豊富な伍藤忠春前理事長から引き継ぎを受けた際には、文字通り身が引き締まる思いでした。
このニューズレターに目を通される方々は、私よりはるかに製薬産業に精通し、医薬品が担う社会的使命と期待に深いご見識をおもちの方々です。したがって、ここで多くを述べることはいたしませんが、日本のみならず、世界の人々の健康と福祉に貢献することが使命と肝に銘じて、そのためになにが「革新的で有用性の高い医薬品の開発」と「製薬産業の健全な発展」に資するのかを常に考えていく覚悟です。
中山讓治会長はじめ関係各位のご指導を頂戴し精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
日本製薬工業協会(製薬協)
Japan Pharmaceutical Manufacturers Association(JPMA)
製薬協は、病院、診療所などの医療機関で使われる医療用医薬品の研究・開発を通じて世界の人々の健康と福祉の向上に貢献することをめざす、研究開発志向型の製薬会社が加盟する団体で、1968年に設立されました。
製薬協は、「患者参加型の医療の実現」に向けて、医薬品に対する理解を深めていただくための活動、ならびに製薬産業の健全な発展のための政策提言などをおこなっています。
製薬協は、国際製薬団体連合会(IFPMA)の加盟団体として世界の医療・医薬に関わる諸問題に対応し、各団体と連携を図りながら、グローバルな活動を展開しています。
新薬の開発を通じて社会への貢献をめざす 日本製薬工業協会