医薬品評価委員会 データマネジメント業務におけるAI活用検討のためのモデル試作
データサイエンス部会
2024年6月
データマネジメント領域においては、現在でもマニュアル作業に依存するプロセスが少なからず存在し、担当者の作業負担となるばかりでなく、ヒューマンエラーによるデータ品質への影響もリスクとして懸念されている。そこでデータサイエンス部会2023年度タスクフォース1-1では、データマネジメント領域で行われている身近な業務の中でAIの活用による効率化やミスの削減が可能と思われるものを検討し、3種のAIプロトタイピングを実施することとした。このプロトタイピングにおいては、使用する自然言語処理モデルおよび大規模言語モデルの選択、学習データおよびテストデータの準備、意図した処理を実現するためのAIモデルの訓練、検証、テストのプロセスをメンバー自身が一通り実施した。本成果物はこれらのプロトタイピングについて、目的、方法、結果、考察の構成でまとめた書物である。読者の皆様がこれらのプロトタイピングの過程を「追体験」するように読んでいただければ幸いである。
日本製薬工業協会 医薬品評価委員会
データサイエンス部会 2023年度 タスクフォース1-1