添付文書電子化による環境負荷の低減を調査したアンケート結果について
2024年06月17日
製薬協環境問題検討会では、2021年8月1日 に施行された薬機法改正で添付文書の電子化が開始されたことを受け、電子化の取り組みが製薬協全体としてどの程度環境負荷の低減に寄与したかを調査しました。具体的には、2023年10月に全会員会社に対してアンケートを実施し、56社からの回答を得ました。回答結果の概要は下記の通りです。
- 添付文書の電子化により、年間で5億6,000万枚、重量にして3,400トンの紙の削減が予想され、これに伴い6,100トンのCO2排出が削減できると見込まれる
- CO2の排出削減効果は、2,200世帯分の年間CO2排出量に匹敵し、容積は東京ドーム約2.5杯分にあたる
本結果は、電子化の途上での調査であり、現時点ではさらに削減が進んでいると考えられます。
今後も環境問題検討会は、メンバー企業間の積極的な情報共有、ビジネスパートナーとのイノベーティブな協働を促進し、製薬協会員会社の環境負荷軽減につながる種々の取り組みを支援して行く予定です。