「第15回 アジア製薬団体連携会議(APAC)」開催に向けて東南アジア3か国を訪問
— ミッション:Enhancing access to innovative medicines for the people in Asia —
~革新的な医薬品をアジアの人々に速やかに届ける~
2025年11月27日
2026年で15回目の開催を迎えるアジア製薬団体連携会議(Asia Partnership Conference of Pharmaceutical Associations、APAC)は、2026年4月21日(火)に経団連会館で開催されます。第15回APACの開催に向けてアセアン3か国のAPAC加盟の業界団体と薬事規制当局を訪問しました。その内容を報告します。
2024年に引き続き、APACの開催に向けて、2025年11月17日~21日の日程で、タイ、インドネシア、シンガポールの規制当局を各国の姉妹団体とともに訪問しました。意見交換に加え、第15回APACの開催概要、カンファレンスへの参加やセッションへのスピーカー/パネリスト派遣などの協力を依頼しました。
新たに就任したタイ保健省食品医薬品局(Thai FDA) Secretary GeneralのSupattra Boonserm氏、インドネシア国家医薬品食品監督庁(BPOM) HeadのTaruna Ikrar氏、シンガポール保健科学庁(HSA) CEO のAdjunct Prof Raymond Chua氏と面談を実施し、各当局からは、APAC活動への高い関心が示され、リライアンスの最適化と分野拡張、デジタル化・AI活用による審査効率化、マーケットアクセス改善といった課題解決に向けた業界と当局の連携の重要性が共有されました。これにより、既存の信頼関係を基盤に、今後の連携をさらに強化する方向性が明確になっています。
さらに、タイおよびインドネシア当局からは、面談内容が即日に公式のニュースリリースやソーシャルメディアで発信され、関心の高さを実感しました。
タイ
Thai FDAとの面談
村上APAC運営責任者と
Thai FDA Secretary GeneralのSupattra Boonserm氏
タイ姉妹団体(PReMA)との面談
インドネシア
BPOMとの面談
村上APAC運営責任者と
BPOM HeadのTaruna Ikrar氏
インドネシア姉妹団体(IPMG)との面談
シンガポール
シンガポール保健科学庁(HSA)との面談
シンガポール姉妹団体(SAPI)との面談
2026年第15回APACのプログラムは、基調講演と5つのSession(創薬連携、規制・許認可、製造・品質管理・供給、アジアUHC、e-labeling)を予定しています。国内外の業界、規制当局、アカデミアから多くの方々に参加いただき、活発な議論が行われることを期待しております。
(APACプロジェクト 今井 亮翔、簡野 正明、日景 尚睦、八尋 勇治)
