結核

結核治療薬の開発とグローバルアクセス
大塚製薬は、過去40年以上にわたり結核の撲滅を目指した治療薬の研究開発を行っています。多剤耐性肺結核を対象とした抗結核薬デラマニドは、2014年に欧州、日本で承認され、現在世界125か国以上へ提供しています。また、デラマニドの小児向け分散製剤は2022年より提供を開始し、現在35か国以上にアクセスが拡大しています。さらに、デラマニドとは全く異なる作用メカニズムを有する新規抗結核薬候補『Quabodepistat(OPC-167832)』の臨床開発にも着手し、現在臨床第II相試験を実施中です。
抗結核薬の開発のためのグローバルパートナーシップに参画 エーザイは、結核に対する革新的な創薬をめざすパートナーシップ(Tuberculosis Drug Accelerator」、以下TBDA)に参画しております。TBDAは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の支援を得て、グローバル製薬企業7社および6つの研究機関によって共同設立されたパートナーシップであり、既存の6カ月間の治療法に対して、1カ月間の服用で結核が完治しうる新しい治療薬の開発をめざしています。
結核治療薬の開発 エーザイは、Broad Instituteと結核に対する新薬開発に向けた共同研究を行っています。
新規結核治療薬の開発 塩野義製薬にとって、世界3大感染症のひとつである結核はグローバルに取り組むべき大きなテーマと考えており、Hsiri社との共同研究において新規抗結核治療薬の探索に注力するとともに、外部研究機関との共同研究において新規抗結核治療薬のスクリーニングに着手しました。
開発途上国における感染症制圧に向けたスクリーニング・Hit-to-Leadプログラム(GHITファンドプログラム) 第一三共はGHITファンドによる結核治療薬の候補物探索のためのスクリーニングプログラムに天然物ライブラリーを用いて参画しています。更に、そこから見出した有望化合物をもとにリード化合物を創製する共同研究を進めています。
結核治療薬の探索(GHITファンドプログラム) アステラスは、TBアライアンスと2017年10月から約2年間結核菌治療薬の探索に関する共同研究(スクリーニングによるヒット化合物探索プロジェクト、以下、「スクリーニングPJ」)を行いました。2021年3月には、スクリーニングPJから得られたヒット化合物群を活用し、薬理活性、薬物動態、安全性を改善したリード化合物を創出することを目指す共同研究契約をTBアライアンスと締結し引き続き研究に取り組んでいます。

このページをシェア

TOP