住血吸虫症/マイセトーマ

住血吸虫症に対する潜在的な新しい小児治療薬の開発 アステラス製薬は、コンソーシアム(Consortium partners | Pediatric Praziquantel Consortium)のパートナーと共に、住血吸虫症の潜在的な新規の小児治療オプションの開発に取り組んでいます。アステラスは、自社の製剤技術を供与して潜在的な新しい小児用製剤を創製し、Farmanguinhos (ブラジル) と Merck KGaA (ドイツ) に技術移転し、さらなる最適化とアップスケーリングが行われました。
コートジボワールとケニアで実施した臨床第 III 相試験が 2021 年に完了し、2022 年 12 月に欧州医薬品庁 (EMA) は、この就学前児童に対する住血吸虫症の潜在的な新しい治療選択肢の申請について審査することを承認しました。アステラスは、今後もコンソーシアムの一員としてノウハウや技術の提供を継続していきます。コンソーシアムパートナーと連携し、アフリカの住血吸虫症蔓延国の子どもたちに製品を届けることができるよう取り組んでいます。
マイセトーマ治療薬の開発と疾患啓発 エーザイは独立非営利財団Drugs for Neglected Diseases initiative(DNDi、本部:スイス・ジュネーブ)と、エーザイが創製した抗真菌剤E1224(ホスラブコナゾール)について、世界で最も顧みられない病気の一つであり、2016年に新たなNTDとして認められたマイセトーマ(真菌性菌腫(eumycetoma))に対する新規治療薬として、DNDiおよびスーダンのハルツーム大学マイセトーマ研究センター(MRC)との共同で、臨床第II相試験を実施しております。また、エーザイは、マイセトーマの蔓延国であるスーダンで日本発の国際NGOであるAAR Japanの活動を支援し、2019年から疾病啓発や医療支援で協働しております。

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