産業政策委員会 健康寿命延伸に必要な疾病予防に関する国内外研究の蓄積状況 ~疾病分類別/予防段階別にみた先行研究マップ~

目的

  • 〔疾患×0~3次予防〕の2軸をもって先行研究数をカウントし、各疾患、機能ごとに先行研究の多少をマッピング、これによりニーズ充足可否を網羅的に把握し、若手研究者のテーマ決定に貢献する情報・資料を提供します。
  • また、本マッピング作成にあたり使用したキーワードも併せて公表することで、専門外の領域における文献/テーマ探索の一助となることも期待しております。

手法

1.整理軸および検索キーワード選定

  1. 患者調査(厚生労働省)や各学会ウェブサイト、レビュー論文を調査し、2軸(疾患×0~3次予防)を構成する要素を洗い出しました。特に疾患については、PubMedのMeSHデータベースを活用して各疾患を階層化し、どの階層をキーワードとするか検討しました。
    (例:「心疾患」or「心筋梗塞」「狭心症」で分けるかなどを整理)
  2. (1) それぞれにどのキーワードを採用すべきかPubMedを用いて検討しました。
  3. 0~3次予防の分け方について、(1) で抽出した要素をMeSHデータベースで検索し、抜けているキーワードがないかを確認しました。

2.マッピング図の作成

  1. PubMedにて、2軸(疾患×0~3次予防)各象限キーワードを検索式とし、過去10年間の先行研究数を検索しました。
  2. 検索数をもとにマッピング図を作成しています。
    ※さらに検索式に治療薬に関するキーワード等も掛け合わせれば、治療薬等が関連している論文数を把握することも可能です。
    (例:乳がんの治療薬注を掛け合わせた場合)
     胸部のがんの内、乳がんの治療薬に関連する論文:27382報
     内訳 0次予防:5211報
     1次予防:793報
     2次予防:17098報
     3次予防:4280報
    (注)今回は日本乳癌学会の「乳癌診療ガイドライン」に記載の治療薬を参考に入力

「健康寿命延伸に必要な疾病予防に関する国内外研究の蓄積状況~疾病分類別/予防段階別にみた先行研究マップ~」

お問い合わせ先

ご意見・ご感想等ございましたら、以下よりお問い合わせください。(製薬協事務局 総合政策部)

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