産業政策委員会 患者さんへの疾患啓発/教育/情報提供

2024年8月8日現在

会社名 難病・希少疾患に関連して行っている活動
アステラス製薬 アステラス製薬は、未だ効果的な治療法のない疾患に対し、疾患の根本的な原因に直接働きかける新たな治療手段である細胞医療や遺伝子治療の実用化に向けた研究開発を進めています。
一般市民を対象にアステラスオープンフォーラムを開催し、細胞医療や遺伝子治療についてわかりやすく説明するとともに、難病・希少疾患等の患者団体をはじめとするステークホルダーの皆さんと対話をする機会を設けています。
第1回フォーラム(2021年10月):新たな治療選択肢を患者さんに ~進化する再生・細胞医療~
第2回フォーラム(2022年3月):新たな治療選択肢を患者さんに ~細胞医療が患者さんに届くまで~
第3回フォーラム(2022年7月):新たな治療選択肢を患者さんに ~難病とともに生きる人の声を聴く~
第4回フォーラム(2022年11月):新たな治療選択肢を患者さんに ~遺伝子治療の可能性を知る~
第5回フォーラム(2023年4月):新たな治療選択肢を患者さんに ~世界最先端の医療を日本で実現するための課題と解決策を考える~
エーザイ
パーキンソン病患者や医師の意見を取り入れた紙媒体の症状確認ノートを提供しています。また、「パーキンソン病の症状と進行を知るためのサイト(PDネット) ※ 」にて以下の情報を提供しています
①病気を知る
②公的支援制度
③治療・お薬について
④くらしの工夫
⑤患者さんの声
本サイトでは、リハビリテーションの動画を公開し、「症状ノート」をダウンロードできるなど、患者の治療をサポートしています。
キッセイ薬品工業  ■疾患情報サイト「患者さんのためのANCA関連血管炎サイト」を通じた患者さん/ご家族への疾患啓発活動
早期診断、早期治療が予後に重要なANCA関連血管炎のご家族の方に本疾患の可能性に気づいていただき、適切な診断・治療が受けられるようサポートするサイトを立ち上げ、以下のようなコンテンツの掲載を通して運営しています。
・専門医の監修に基づくANCA関連血管炎に関する正しい情報の提供と、専門医へのインタビュー記事の掲載。
・患者さんの体験談の掲載。
・患者さん/ご家族の方がよりスムーズに信頼できる医療機関を見つけることができるよう、「いしゃまち病院検索サービス」により治療できる専門医療機関、および診療科を紹介。
協和キリン  ■ 疾患情報サイト「くるこつ広場」を通じた患者さん/ご家族への疾患啓発活動の深化
未診断のくる病/骨軟化症の患者さんおよびご家族の方に本疾患の可能性に気づいていただき、適切な診断/治療が受けられるようサポートするサイト「くるこつ広場」を立ち上げ、以下のようなコンテンツの掲載を通して運営しています。
・専門医の監修に基づくくる病/骨軟化症に関する正しい情報の提供と、専門医へのインタビュー記事の掲載
・FGF23関連低リン血症性くる病/骨軟化症に関わる医療費助成制度の解説
・患者さん/ご家族の方がよりスムーズに信頼できる医療機関を見つけることができるよう、「いしゃまち病院検索サービス」により診療経験を有する専門医療機関を紹介
・疾患に苦しむ患者さんへのインタビューをもとにした「患者さん体験談」記事の掲載
・診断された患者さんに向けた「患者さん同士の交流」のコンテンツの開設
患者会が存在しないため、特定非営利活動法人ASrid(日本語名:アスリッド)/協和キリンの共催の市民公開講座の開催情報や報告等の発信に加え、患者さん同士が交流できる場を提供しています。また、くるこつ広場に新たなコンテンツとして「電話相談室」を開設し、医療従事者との電話による双方向のコミュニケーションにより、患者さんのご不安をお聴きするとともに、個々の患者さんに必要な情報をより届きやすくし、疾患を疑う患者さんが専門医につながりやすくする手助けを行っています。
 
市民公開講座の開催
くる病/骨軟化症には患者会が存在しないため、特定非営利活動法人ASrid/協和キリンの共催の市民公開講座を開催し、患者さん出演動画の上映や医療情報を提供し、患者さんやご家族への情報提供を継続しています。
サノフィ <市民公開講座>
■サノフィでは定期的に患者さんや患者さんのご家族を対象に「WEB市民公開講座」を開催しています。講座では患者様と周囲の方々のQOL向上を目的に、患者さんより実際に普段の生活における独自の工夫や生活の知恵の共有や、専門家より国の制度などのサービスに関して情報を提供しております。
 
■「てとての窓口」、webサイト「ライソライフ」、資材発送サービス
よりよい療養のためには、患者さんやご家族の正しい情報へのアクセスが重要です。
「てとての窓口」では、患者さんやご家族の質問や疑問に専任のスタッフが電話やメールでお答えするサービスを提供しています。また、webサイト「ライソライフ」では療養に役立つ様々な情報を提供しており、患者さんやご家族向けのサポート資材を郵送にてお届するサービスも行っております。
「てとての窓口」
患者さん・ご家族の相談窓口「てとて」|ライソゾーム病サイト ライソライフ (lysolife.jp) 
Webサイト「ライソライフ」
ライソゾーム病の症状や治療に関する情報サイト ライソライフ (lysolife.jp)
URL:https://www.lysolife.jp/
塩野義製薬 塩野義製薬は、難病・希少疾患である特発性肺線維症(IPF)や脂肪萎縮症に関する症状や治療法などの情報を自社HPサイトで紹介しています。
特発性肺線維症(IPF):http://www.shionogi.co.jp/IPF/
脂肪萎縮症:https://wellness.shionogi.co.jp/shibouisyuku/patient.html
住友ファーマ
患者さんおよび一般向けの健康情報webサイトに①「パーキンソン病患者さんのためのリハビリキッチン」と②「ファブリー病ひろば」を開設しています。
①ご自宅でもできる料理をテーマにしたリハビリテーションを紹介しています。一つひとつの動きを意識しながら料理をすることでパーキンソン病患者さんのリハビリにも繋がることをコンセプトとしています。
また、患者さんが日頃の症状や服薬に関するメモをとることができるダウンロード型の症状日誌を提供しています。
②患者さん向けに作成した「ファブリー病ハンドブック」の内容をもとに、ファブリー病の病態や日常生活における注意点などをわかりやすく紹介しています。
武田薬品工業  【Rare Disease Dayに関する取り組み】
希少・難治性疾患の認知度向上と理解の促進になることを期待し、2014年より継続的にRare Disease Day(以下、RDD)に協賛しています。また、毎年2月のRDDに併せて、RDDシンポジウムを開催しています。本シンポジウムは、希少疾患に対する認知を増やし、患者さんの支援の輪を広げより生きやすい社会を作っていくことを目的としています。前回2024年2月には「みんなで正しく知って伝えよう、希少遺伝性疾患」をテーマに開催しました。
 
【共生キャンバス】
「希少疾患や難病についての課題をきっかけとし、すべての人が輝く社会づくりを考えてもらう」ことを目的に、毎年全国の中学生(10校程度)を対象に、従業員による難病希少疾患の対面授業もしくはオンライン授業を実施しております。この活動を通じて、健康な社会やすべての人が共に輝く社会づくりに貢献できると考えています。
 
【IBDreamお菓子図鑑】
炎症性腸疾患(以下IBD)患者さんの悩みに向き合い、さまざまな企業や団体とともに解決策を考える「IBDreamプロジェクト」の活動の一環として、製菓会社8社の協力のもと、IBD患者さんのお菓子選びをサポートする「IBDreamお菓子図鑑」を公開しています。
田辺三菱製薬
  • 治験の公開情報を田辺三菱製薬から患者団体に共有し、その情報を患者団体が取捨選択し、患者さん等に伝えて頂きました。新たな治療法が開発されていることが患者さんに伝わることで患者さんの希望にも繋がりました。
  • 米国の子会社では、ALSの啓発/認知度向上を目的にさまざまなチャリティ、ウォーキングイベントに協賛・参加しています。
    また、教育活動(ALS教育シンポジウム、介護者向けプログラム、医療関係者への支援とケアサービスへのサポートなど)も支援しています。2019年からは、ALS患者さんの家族介護者に向けたアートプログラムも開始しました。
    「ALSO US™」  https://www.alsousart.com/
  • 田辺三菱製薬グループは、難病患者さん向けに各種セミナーを開催し、多様化する医療ニーズにお応えして医療への貢献を果たすとともに、患者さん個々の病態に応じた最適な治療提案、医薬品の適正使用と普及に向けた情報提供活動に取り組んでいます。
  • 田辺三菱製薬グループは、ウェブサイトを通じて難病についての健康支援情報の提供を行っています。
    https://www.mt-pharma.co.jp/general/
    田辺三菱製薬グループの健康支援サイトでは、疾患や治療の大切さについて多くの方々に知っていただきたく、病気の症状や治療に関する情報、患者さんやご家族の日常生活をサポートするお役立ち情報などを、イラストも交えてわかりやすく紹介しています。
    「健康支援サイト紹介リーフレット」
    https://www.mt-pharma.co.jp/sustainability/social/pdf/leaflet.pdf 
  • 田辺三菱製薬グループは、ジーケア(現グッテ)と共催で、炎症性腸疾患(IBD)患者さん向け就労セミナー(交流会あり)を実施しています。
    https://www.mt-pharma.co.jp/news/2021/info210901.html
    「就労の悩み」https://www.remicare.jp/cd/cafenote/
中外製薬
  • 希少・難治性疾患の理解促進と支援のためRare Disease Day in Japanへ毎年協賛。「協賛企業提供資材一覧」で当社の難病・希少疾患サイトのURLを掲載し、患者さんへの情報提供を促進しています。
  • 視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の日(10.24)の啓発のため、毎年10月にNPO法人日本視神経脊髄炎患者会と共催で啓発イベントを実施しています。
  •  視神経脊髄炎患者さんへの情報サイトNMOSD-ONLINEも公開しています。https://nmosd-online.jp/
  •  ファッション誌や旅行誌とコラボレーションし、視神経脊髄炎(NMOSD)の疾患啓発とともに、患者さんが前向きに治療に取り組めるようにヘアケア/ヘアアレンジや旅行ガイド記事を掲載しました。https://nmosd-online.jp/support/
  •  脊髄性筋萎縮症の患者さんとそのご家族に向けた食事支援コンテンツ【おうちで楽しむ旅ごはん】をウェブ公開しました。 https://with-your-sma.jp/food/
  •  脊髄性筋萎縮症患者さんに向けた情報サイトWith your SMAも公開しています。https://with-your-sma.jp/
  •  発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)に関する一般の方向けの疾患啓発サイト「おしえて PNHのコト」を、患者団体と協働し作成し公開しました。https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/oshiete-pnh/
  •  世界血友病連盟が推進する「世界血友病デー」への賛同と社内外での疾患啓発活動を実施しています。
    2023年には、①World Hemophilia Day(WHD)で患者団体による社内講演会(社員向け)②小学校3~6年生の血友病患児向け実験教室の開催③市民公開講座:なるほど!血友病ワークショップ2を開催 https://smile-on.jp/useful/event/report_202306.html
ファイザー
  • ファイザーでは毎年、世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day: RDD)である2月の最終日に合わせて、社内外での啓発に取り組んでいます。
    2024年は、生まれつき様々な希少疾病を抱えながら、前向きでユーモアあふれる内容が人気を博しているYouTuberの方に、RDDの趣旨およびファイザーが広く患者さんの声を社会に届けたいという企図へのご理解を得て、コラボ動画を作成、配信致しました。また、2月29日のRDD当日に掲載された、大手新聞社2社の広告企画に協賛を行いました。
    参照リンク(コラボ動画): https://www.youtube.com/watch?v=BJmq3eGH8wY
  • 上記に加え、日本または世界的に設定されている各疾患の疾患啓発デーでは、患者団体との連携、或いは当社による一般の方に向けた疾患啓発(公式SNS(インスタグラム・X)で関連情報を発信等)を行っています。例えば、2024年5月19日の世界IBDデーにおいては、大阪城のライトアップイベントを企画された患者会と協力し、イベントを告知、また、ライトアップされた大阪城の写真を用いて疾患啓発活動を行いました。
  •  ファイザーでは2023年に、遺伝子治療に関する適切な理解と認知度向上を目的に、対外的な情報発信を開始しています。メディア向けにはプレスセミナーを実施して、記者の適切な理解に基づく報道につなげ、また、一般向けには社外向けウェブサイトや公式SNSでの啓発記事の掲載・投稿をしました。
  •  ファイザーでは、難病・希少疾患の患者さんおよび一般に正しくわかりすい情報が届くよう、疾患啓発サイトを提供しています。例えば、「子どもの低身長を考える成長相談室」では、「低身長チェック」や「医療機関検索ページ」を掲載することで、お子さんの低身長に悩まれている保護者の方が、低身長症の専門医を検索できるようにしています。また、子どもの成長には保健師や養護教諭も関わるため、それらの方向けのサイトも準備し、そのページから疾患啓発小冊子・資材をお取り寄せいただき、各地域での疾患啓発に活用いただける体制を整えています。
    関連サイト:
    低身長、成長障害、成長ホルモン療法の情報サイト「子どもの低身長を考える成長相談室」https://ghw.pfizer.co.jp/
    成長障害について保健師、保育士、養護教諭の方向けサイト「成長をサポートする保健師・保育士・養護教諭さんへ」https://ghw.pfizer.co.jp/comedical/
    成人の成長ホルモン分泌不全症と下垂体機能低下症の情報サイト「成人の成長ホルモン分泌不全症」https://ghw.pfizer.co.jp/adult/index.html
    血友病患者さんの生活サポートを目的とする血友病関連の情報サイト「ヘモフィリアライフ」https://hemophilia-life.jp/
    トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーの情報サイト「TTRFAP.jp」https://www.ttrfap.jp/
    トランスサイレチン型 心アミロイドーシス(ATTR-CM)の情報サイト「ATTRCM.jp」https://www.attrcm.jp/
    潰瘍性大腸炎の情報サイト「UC Tomorrow‐潰瘍性大腸炎についてもっと話そう‐」https://www.uctomorrow.jp/
    遺伝子治療に関する情報提供サイト「なるほど!遺伝子治療」https://genetherapy.today

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