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世界売上上位医薬品の創出企業の国籍
─2016年の動向─
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医薬産業政策研究所では、医薬品世界売上高上位100品目について、各品目の基本特許[1]を調査し、発明が行われた時点での医薬品創出企業を調査・報告しています[2][3][4]。今回、2016年の世界売上高上位100品目の企業国籍の動向を調査しました。

2016年売上高上位100品目[5]の概要

IMS World Review Analyst 2017による2016年の医薬品市場は1兆105億ドルで、2015年から3.6%増加しました。医薬品売上高上位100品目(以下、上位品目)の売上高における市場占有率は約30%であり、2015年とほぼ同等でした。また、今回の100位に該当する医薬品の年間売上高は約13.7億ドルとなっており、2015年よりも売上高は高くなっています。
 当該品目の薬効分類(ATC code Level 1)をみると、抗悪性腫瘍薬・免疫調節薬が29品目で最も多く、続いて全身用抗感染薬、消化器官用剤および代謝性医薬品、神経系薬がそれぞれ14品目、12品目、12品目でした。
 2016年の上位品目は、2015年から11品目の入れ替えがありました。薬効分類でみると、全身用抗感染薬が4品目増4品目減であり、この領域の品目の入れ替えの激しさがわかります。また、抗悪性腫瘍薬・免疫調節薬は、4品目増1品目減と3品目増えており、売上高が伸びている領域であることが見て取れます。
 有効成分の技術分類(低分子医薬品とバイオ医薬品)では、低分子医薬品が66品目、バイオ医薬品が34品目となっており、2015年の調査(それぞれ68品目、32品目)よりもバイオ医薬品は2品目増加しましたが、これは2015年と2016年の上位品目に含まれていた2品目を低分子医薬品からバイオ医薬品へと本研究所内での取り扱いを変更したことによります[6]。これら2品目以外における2015年からのバイオ医薬品の品目の入れ替えは2品目増2品目減でした。

mark [1]
本調査における基本特許とは、物質特許や用途特許等、各品目の鍵となっている特許を示します。
mark [2]
医薬産業政策研究所「国・企業国籍からみた医薬品の創出と権利帰属」政策研ニュースNo.42(2014年07月)
mark [3]
医薬産業政策研究所「世界売上上位医薬品の創出企業および主販売企業の国籍―2014年の動向―」政策研ニュースNo.47(2016年3月)
mark [4]
医薬産業政策研究所「世界売上上位医薬品の創出企業および主販売企業の国籍―2015年の動向―」政策研ニュースNo.50(2017年3月)
mark [5]
IMS World Review Analyst 2017掲載リストのうち、同一成分やデバイス等3品目を除いた上位100品目を対象としました。同一成分については1品目としてカウントしています。
mark [6]
バイオ医薬品は日本における承認情報において抗体等一般名に遺伝子組換え(Genetical Recombination)とある品目、また、血液製剤やワクチンなど添付文書に特定生物由来製品、生物由来製品と記載されている品目としました。日本で承認されていない品目は米国食品医薬品局(FDA)の承認情報や各社HP等で個別に調査しました。今回、過去の調査で分子量・構造等から低分子医薬品と扱っていた品目を前述の定義にしたがってバイオ医薬品へと変更しました。
医薬品医療機器総合機構(PMDA) HP: https://www.pmda.go.jp/index.html (参照日:2017/12/05)
FDA HP: https://www.fda.gov/default.htm (参照日:2017/12/05)
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