製薬協について 製薬協について

Topics | トピックス

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
182号タイトル
トピックス画像
前へ12345次へ
「安全衛生技術研修会」を開催
line03 line03 line03
足立 留美子
■ 安全衛生技術研修会講演2|職場における熱中症予防対策~STOP!
熱中症 クールワークキャンペーン~

アールエイチ産業医事務所代表・静岡産業保健総合支援センター相談員
足立 留美子
line03

2017年は、年度当初より猛暑が予想されたため、厚生労働省から3月に「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」が発表され、職場の熱中症予防活動に重点的に取り組むとしました。
 実際、毎週報告されている「暑さ指数と熱中症救急搬送者数との関係」(環境省 熱中症予防情報サイト)を見ると、6月には熱中症による死亡者数の報告がされ、7月に入ってからは暑さ指数が例年を大きく上回る状況が続いています。
 さて、2010年夏の猛暑は記憶に新しいと思います。この時の異常な夏の熱中症の実態は専門家により分析され、適切な予防法や対処法についてはすでに各方面にて情報提供がなされています。地球の温暖化やヒートアイランド現象等、私たちを取り巻く環境の明らかな変化や我が国の高齢化社会を考えると、熱中症予防について国民全員が理解し、医療関係者だけではなく、職場、地域社会、学校すべての場面で取り組む必要があるでしょう。
 今回は「熱中症の起こる状況」、「熱中症の発生のメカニズム」、「熱中症の対処方法」の3つを中心にお話しさせていただきましたので、簡単に内容をご紹介します。

熱中症の起こる状況

1.熱中症と気象条件

猛暑日や熱帯夜の多い年は熱中症死亡者数が多い。ただし、冷夏でも最高気温が急に上がった日は発生することに注意。

2.労働災害における熱中症の発生状況

 2010年以降、労働災害としての熱中症による死傷者数の多い状況が続いている。
 熱中症による死亡災害については、7、8月の14~17時の時間帯、作業開始2日目までに多い。

熱中症の発生のメカニズム

1.熱中症とは

暑熱環境下にさらされる、あるいは運動等によって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応により生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの連続的な病態。

2.熱中症における脱水や循環不全が起こるメカニズム

体温調節のしくみと熱中症における体温上昇を抑えるための発汗と皮膚の血流増加の病態。

3.熱中症になりやすい人について

健康診断に基づく事後措置の重要性と持病の把握。

前へ12345次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ