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「第1回 コンプライアンス実務担当者会」を開催
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4.グループ討議

上記の講演に続き、相互の見聞を深めながら意見交換をしてもらう目的で、「自社のコンプライアンス推進活動の現状に内在・潜在している問題点(阻害要因)あるいは改善を要する課題の洗出し」というテーマでグループ討議を行いました。参加者は8つのテーブルに分かれて討議を行い、各グループにおいて活発なディスカッションが行われました。セッションの最後では討議内容の共有のため、いくつかのグループから発表がありました。

グループ討議の様子

グループ討議の様子

あるグループでは、情報管理やハラスメント等個別の課題についての問題意識を話し合うとともに、社員の意識醸成やコミュニケーションといった共通の課題を議論して、コンプライアンス実務担当者としての工夫や苦労を共有しました。また、あるグループでは、社員からコンプライアンス違反事例の情報がスムーズに上がってこないことや、社内ヘルプラインがうまく活用されていない等の課題に対し、プリンシプルベースの考え方(ルールを形式的に理解して守るのではなく、ルールの目的や本質を理解して原則に倣った判断を是とする考え方)や、社内での積極的な相談・問題提起を奨励する等の取り組みを行っていることを共有しました。

5.閉会挨拶

閉会にあたり、製薬協コード・コンプライアンス推進委員会の山中秀紀副委員長は、当日参集したコンプライアンス実務担当者の今後の役割がいっそう重要であるとして、次の点を強調しました。

コード・コンプライアンス推進委員会 山中 秀紀 副委員長
コード・コンプライアンス推進委員会 山中 秀紀 副委員長
グループ討議において「プリンシプルベース」という話があったが、会員会社においてプリンシプルベースを推進するには、2つのことに気をつける必要がある。まず1つは、ルールの原則や本質についてメッセージを発信する会社の上層部が社員に対して模範としての振る舞いができていること(これができていない人の話は社員の耳に入っていかないため)、そしてもう1つは、社員がメッセージと現場の実務を照らし合わせて問題意識を感じたときに周囲の社員とオープンに共有・議論できるような環境や文化が形成されていること(これがないと問題が顕在化せず改善されないため)である。
またグループ討議において「現場とのギャップ」について課題があるという議論があった。たとえば、コンプライアンス実務担当者が現場の人から質問があったときに、「社内のルールではこうなっている」という説明だけでは不十分である。なぜなら、現場の人が医療関係者等に「社内のルールではこうなっている」という説明をするだけでは理解を得られないこともあるためである。医療関係者等の視点にも立って、たとえば、どうしてこのルールがお互いにとって意味があるのかという形で説明をする必要がある。
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