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「第1回 コンプライアンス実務担当者会」を開催
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2.コンプライアンスの取組み状況に関する調査結果の報告

コード・コンプライアンス推進委員会 松本 俊介 実務委員長
コード・コンプライアンス推進
委員会 松本 俊介 実務委員長

コード・コンプライアンス推進委員会の松本俊介実務委員長から、直近で実施した「コンプライアンスの取組み状況に関する調査」の結果報告がありました。本調査は、会 員 会 社72社 を 対 象 に2017年3月24日 から4月24日 の 期 間 で 実 施 され、 前 回 調 査(2010年)時のデータとの比較を織り交ぜながらコンプライアンスに対する取り組み状況を取りまとめたものであり、各社における社内体制の再評価や見直しのための参考として活用してほしい旨を述べました。本調査の結果の概略は、以下の通りです。

多数の会員会社でコンプライアンス・プログラムの制度化が進展しており、法令遵守や倫理的活動のための全社的方針や関連のマニュアル(行動規範集、行動基準等)の明文化が進んでいる。また、コンプライアンス・プログラムについて、旧来よりも高い頻度で見直し・改定を行う会員会社が増えている。
上記マニュアルを含むプログラムの全体を広報誌やウェブサイトで公表する等、外部に向けて実質的な取り組みを公表する会員会社が増えている。
コンプライアンスの組織体制について、コンプライアンス統括部門の責任や権限を明確にしたうえ、他部門からの独立性を確保した運用とする会員会社が増えている。また、社内にコンプライアンス専任の担当者を置く会員会社が増えている。
内部通報、相談を受ける窓口(ヘルプライン等)については、多数の会社で従業員の保護規定を定める等利用しやすくするための仕組みが図られており、受信された件数も全体として増加傾向にあることが確認された。
コンプライアンス推進上の課題としては、上司や経営層の意識に関するもの、組織体制や組織風土に関するもの、モニタリング・内部通報制度や個別の施策の実施に関するもの等があることが共有された。

3. 講演「コンプライアンス推進活動の在り方」

プロネクサス 委嘱講師 鈴木 瑞穂 氏
プロネクサス 委嘱講師
鈴木 瑞穂 氏

プロネクサス委嘱講師の鈴木瑞穂氏から、「コンプライアンス推進活動の在り方」というテーマで講演がありました。冒頭、鈴木氏は参加者に対して「コンプライアンスを会得するということは知識学習(論理を暗記すること)ではなく、意識醸成(自らの納得に基づいて正しい行動をとること)である」と説き、社内のコンプライアンス推進活動を効果的に行うためには、担当者が物事の本質をわかりやすく自分の言葉で表現できるようになることが鍵と訴えました。
 続いて、コンプライアンスの基本的理解についての説明がありました。コンプライアンスの一般的な定義として、“法令遵守(法令、規則、業界ルール等、守るべき事柄を守ること)”と“企業倫理(広くステークホルダーの信頼に応えること)”という2つの視点があるところ、押さえどころは後者であり、法令等には違反していなくともステークホルダーの視点や常識から見て「おかしい」・「裏切りだ」と言われるような言動や状況を真摯に省みる意識が重要と述べました。そのうえで、担当者においては、従業員の知識と常識を意識につなげ、コンプライアンスに則した行動がとれるように仕向けていくことが活動の要であると訴えました。
 そのほか、講演では意識醸成を推進する役割を担う担当者に向けて、“法令等の趣旨と違反のリスクをわからせる”、“自ら考えさせる”といった工夫についての具体的な手法が紹介され、さらに鈴木氏の提唱する「コンプライアンス推進活動の4要素」にしたがい、効果的な体制のもとで社内のコンプライアンス推進活動を継続的に実施していくためのアイデアが示されました。

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