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医療・ヘルスケアにおけるIoT(Internet of Things)
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あらゆる“もの”がインターネットにつながるIoT。医療・ヘルスケア領域において IoT を活用したサービスは、医療や健康・予防の質を高めることができるだけでなく、新たな成長市場としても期待されます。さまざまな生体データや行動・生活データを取得できるIoTサービスが開発されており、海外を中心に製薬企業による活用事例も増えています。普及するうえでの課題も多いものの、今後医療・ヘルスケア業界に与える影響は非常に大きくなることが予想されます。今回は、製薬企業や政府の取り組みを含めた医療・ヘルスケアにおけるIoT活用の動向、および普及するうえでの課題について紹介します。

IoTやAIなど情報通信処理の技術革新により、さまざまな業界において事業構造が変化しようとしています。代表的なものが、自動車業界における自動運転の進展や金融業界におけるFintechなどです。医療・ヘルスケア業界においてもその流れは例外ではなく、多くの企業がICT(Information and Communication Technology)を活用した事業開発を行っています。
 IoTは、パソコンなどの情報通信機器だけでなく、あらゆる“もの”がインターネットにつながる革新的な技術として、各業界にてその活用方法が検討されています。IoTの根幹は、多種多様な「センサー」と「その計測データ」、および「データ解析より生まれる付加価値」です。
 IoTを活用した新たな製品やサービスは、従来のビジネスモデルを変革する可能性を秘めています。実際にいくつかの業界において、IoTを活用することで「モノ売り」から「サービス売り」へとビジネスモデルの転換を図る企業もあります。たとえば、浄水器メーカーのB2Bビジネスの場合、従来は浄水器を売ることに主眼を置いていたものの、IoTによって使用状況の遠隔モニタリングが可能になることで、メンテナンスやフィルター交換による収益を得るビジネスモデルに転換を図っているケースもあります[1]
 医療および健康・予防などヘルスケア領域は、IoTによる付加価値創造の可能性が大きい市場として注目されており、関連領域も含めての市場規模は、2021年までに国内で1兆円に達するとも予測されています(図1)。今回、医療・ヘルスケア業界におけるIoTサービスの動向をまとめました。

mark [1]
http://www.aplix.co.jp/product/water-filter/(参照:2016/10/07)


図1 医療・ヘルスケア関連領域における国内IoT市場※の市場規模予測
(※通信モジュール(端末)費用+通信料+システム関連費用で構成)
図1 医療・ヘルスケア関連領域における国内IoT市場※の市場規模予測
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