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「第26回製薬協政策セミナー」を開催
健康・医療戦略を踏まえた医薬品産業の発展に向けて
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■ パネル・ディスカッション
  コーディネーター シティグループ証券株式会社 株式調査部 マネジングディレクター 山口 秀丸
  パネリスト 厚生労働省 大臣官房審議官(医薬品等産業振興、国際医療展開担当) 飯田 圭哉
内閣官房 健康・医療戦略室 次長 中垣 英明
京都大学 物質-細胞統合システム拠点 准教授
(講演当時、現:東京工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 准教授) 仙石 慎太郎
日本製薬工業協会 会長 多田 正世

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山口 秀丸氏
コーディネーターの山口 秀丸氏

日本医療研究開発機構は
イノベーションの創出力を強化する

山口 本日の講演では、医療政策の進展により医療分野全体に追い風が吹きつつあるとの指摘がありました。中でも、基礎研究の実用化に向けた橋渡し役として来年4月に発足予定の日本医療研究開発機構に対する関心は高く、大きな期待も寄せられています。しかし、そうした取り組みにより、国際競争力の強化にもつながるイノベーションが実際にもたらされるのでしょうか。パネリストの皆さんそれぞれに聞きたいと思います。
飯田 日本医療研究開発機構は、まさにイノベーションの創出力を強化するための方策です。この機構が多角的かつ効率的な助成を行うことで、医薬品等の開発を踏まえた基礎研究からその実用化までのプロセスがシームレスに展開するようになると期待されます。また厚生労働省(以下、厚労省)も、医療・医薬品産業の将来的な国際展開を見据え、事業環境を整備する方針を明らかにしています。しかし、これらの取り組みによって実際にイノベーションがもたらされるのかについては、いくつかの課題があります。たとえば大学と企業がどのように連携すべきかについては、まだ十分に明確化されていません。私たちの立場でいえば、国際的な展開を考えるうえでは海外との交流や海外の研究の導入はもちろんですが、再生医療などでは国内の異業種との連携も必要と考えています。したがって、医療・医薬品産業におけるイノベーションの実現には、官民の連携強化はもちろんですが、さまざまな領域や業種とオープンに、しかもボーダーレスに刺激的な交流を促進することが不可欠と考えています。そのような環境が整えば、イノベーションが生まれるポテンシャルはあると確信しています。
中垣 イノベーションを考える以前に、どのように新薬を開発し、供給していくかが恒常的な課題であり、その新薬開発がますます難しくなっていることが問題なのだと思います。特に、シーズはあってもそれが実用化につながらないことがより大きな課題として指摘されています。私が講演で話した創薬支援ネットワークは、その課題を克服するための組織です。大学の研究者と密に接触し、そこで生まれた成果を医薬基盤研究所、理化学研究所、および産業技術総合研究所で共有できるように、橋渡し役を担います。まさにオールジャパンの創薬支援体制ですので、国全体としての戦略的な創薬、さらには国際貢献にもはずみが付くものと期待しています。

収録風景
壇上のパネリスト
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