閉じる

2.くすりと体

Q17なぜ、食前・食間・食後というような服用時間の指示があるのでしょうか。

A

さまざまな特徴をもったのみ薬の効果や安全性を高めるために、食事によって変化する胃の中の状態に合わせて服用する必要があるためです。

解 説

「食前(しょくぜん)」とは、食事の20~30分前のことです。胃の調子を整える食欲増進薬や、食べた後の吐(は)き気を事前に抑(おさ)えるくすりなどは、食前にのむと効果があります。

「食後(しょくご)」とは、食事が終わって20~30 分後までをいいます。のみ薬のなかでもっとも多くみられるタイプです。食べ物と一緒のほうが吸収が良くなるくすりや、胃が空の時にのむと刺激が強くて胃を荒らすくすりなどが食後にのむくすりになります。

もし、なんらかの理由で食事ができなかった時でも、せめて、クラッカーなどを1枚食べるだけでも食後に近い状態となり、胃の保護につながります。

のみ忘れしそうな人は食事の直後でもかまいません。特に消化薬は食直後にのむと効果があります。

「食間(しょくかん)」とは、食事と次の食事の間、それも食後2時間ぐらい経(た)ってからのことです。その頃になると、食べた物が消化され、胃の中の食べ物が少なくなります。食間にのむよう指示されたくすりは、空腹の時の方が吸収が良いものです。

一方、空の胃が胃酸で刺激されるのを防ぐためのくすりも食間にのみます。

このように、食前、食間、食後には、それぞれにきちんとした意味があります。

決められた服用時間を守ることは、くすりの効果と安全性の点からも、重要なことなのです。

このほかに、症状が出た時や出そうな時に、随時くすりを使う「頓服(とんぷく)」というのみ方があります。解熱(げねつ)薬、痛み止め、吐(は)き気止め、発作(ほっさ)治療薬などがあります。ただし、「頓服」はかならず医師・薬剤師の指示にしたがい、必要以上に使用しないように注意しましょう。

図表・コラム

17|食前・食間・食後とは

食前・食間・食後とは(拡大)

図版をタップすると大きく表示

図版をクリックすると大きく表示

食前・食間・食後とは

食前・食間・食後とは(拡大)
くすりの情報Q&A55

このページのトップへ

  • すすめ、新薬キャンペーン
  • 製薬協ニューズレター メールマガジン登録はこちらから
  • くすり研究所
  • 治験について
  • 医薬産業政策研究所
  • 製薬協のテレビCM