医薬品評価委員会 医薬品開発におけるIoT活用の現状と課題

電子化情報部会

2018年3月

近年、スマートフォン等のモバイルテクノロジーの急速な普及に伴い、医療・ヘルスケア分野においても様々な機器やアプリの開発と活用が進んでいる。「日本再興戦略2016」では具体的な施策として、身の回りのあらゆるモノに埋め込まれたセンサー等の機器がインターネットに繋がり、相互で通信が可能になるIoT(Internet of Things)を活用した健康・医療サービスの充実強化が計画されている。また、海外を中心にIoT機器で取得したデータを利用した新たな医学的知見の研究報告や臨床試験の報告も増えている。

医薬品評価委員会 電子化情報部会 タスクフォース3では、臨床試験および医薬品開発関連業務のIT化を促進する目的で、国内の製薬企業各社の臨床試験におけるIoT利用状況をアンケート調査で確認するとともに、具体的な導入事例、国内外関連法規制を調査し、現状の課題についてまとめたので、報告する。IoTの活用は新しい取り組みになるため、医薬品開発の実務担当者だけでなく、企業戦略や事業企画を策定する方々にも参考にしていただきたい。

医薬品開発におけるIoT活用の現状と課題(798KB)

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