「日本における倫理的連携のためのコンセンサス・フレームワーク」の活動が、「2023 The Lighthouse Award」を受賞しました。

2023年10月10日

このたび、日本国内の医療関係団体による倫理的な連携の枠組みであり、製薬協も立ち上げ時から中心的に参加している 「日本における倫理的連携のためのコンセンサス・フレームワーク」(以下、「本CF」)の活動が、2023年9月27~28日にアメリカ合衆国ワシントンD.C.で開催されたAPEC Business Ethics for SMEs Forumにおいて、「2023 The Lighthouse Award」を受賞しました。

関係者一同(式典会場にて) 関係者一同(式典会場にて)
(C) Copyright Stephen Bobb Photography

受賞記念品受賞記念品

「The Lighthouse Award」は、アジア太平洋経済協力(APEC)地域における医療機器および医薬品・バイオ医薬品セクターを対象として、自らのエコノミー(国・地域) における倫理的なビジネス慣行を強化するとともに、他のAPECエコノミー(国・地域)のモデルとして機能したり、積極的な支援を提供したりするなど、倫理的なビジネス慣行を強化するための「明るく着実な光」として活躍した個人、組織、またはエコノミー(国・地域)を表彰するもので、2014年より実施されています。

本CFは、日本の患者さんに対して最適なケアを確実に届けるための倫理的連携を目的として2018年にスタートしました。 国内医療関係団体(患者団体、医療関係者団体、医薬品業界団体、医療機器業界団体、国)が参加し、下記の4つの原則を維持するため、それぞれが責任を持ちつつ、平等かつ緩やかなガバナンスを保ちながら、定期的に情報を共有するとともに、課題の解決に取り組んでいます。また他のAPECエコノミー(国・地域)のコンセンサス・フレームワークと、お互いの取り組みを学び合う活動も行っています。

  1. 患者さんを最優先とする
  2. 倫理的な研究と技術の革新を支持する
  3. 中立性と倫理的な行動を保証する
  4. 透明性の確保と説明責任を推進する

本CFが「2023 The Lighthouse Award」を受賞した背景として、早期に設立され、継続的に機能していること、多様な団体が参加していること、参加団体間のコミュニケーションが維持されていること、各参加団体が責任をもって課題に取り組む自立性があること、他国のコンセンサス・フレームワークと協業しようとする拡張性があることなどが挙げられています。

受賞者を代表して、製薬協コード・コンプライアンス推進委員会の平田千佳委員長は、授賞式において次の通り述べています。
「この度の受賞は、私たちのコンセンサス・フレームワークに貢献し、持続可能な成長を支えてきたすべての方々のチームワークの賜物です。そして、本受賞を機に、日本の製薬業界としても、他のAPEC諸国におけるコンセンサス・フレームワークの動きを支えられるよう発信力を高めて参りたいと考えております。」

製薬協は本CFの参加団体の一員として、この度の受賞を喜ぶとともに、日本の患者さんに対して最適なケアを確実に届けるため、本CFに貢献してまいります。

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