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日本の製薬産業-その規模と研究開発力-

優れた研究開発力を誇るわが国の製薬産業。国際的にも確かな地位を築いています。
その実績や近年の実状について、世界各国との比較や国内の各種統計データなどをもとにご紹介します。

世界から見た日本の製薬産業

世界第2位を維持するもシェア減の日本の医薬品産業

2000年から2010年までの10年間で世界の医薬品市場はおよそ2.4倍もの規模に成長しました。日本市場は北米市場に次ぐ第2位の地位を維持していますが、2010年のシェアは2000年の約3分の2です。たび重なる薬価の引き下げなどで、グローバル市場から見ても日本の医薬品市場成長は抑制されてきていることがわかります。

※数値は、上記グラフの各年における市場価格の総計を100%とした場合のシェアの推移

※数値は、上記グラフの各年における市場価格の総計を100%とした場合のシェアの推移
出典:©2012 IMS Health. IMS World Review をもとに医薬産業政策研究所にて作成
(2011年11月)転写・複製禁止

日本の新薬開発力は米・英に次ぐ世界第3位

世界の売上高上位100位までの製品を、開発した起源国籍別にみると、日本で生まれた医薬品は12品目で、米国の49品目、イギリスの16品目に続く世界第3位です。この優れた新薬開発力により、世界の医療への高い貢献度を誇っています。

出典:Pharmaprojects、©2012 IMS Health. IMS World Review・IMS LifeCycle をもとに医薬産業政策研究所にて作成(転写・複製禁止)
出所:リサーチペーパーシリーズNo49(2010 年3 月)、一部改変

日本の製薬産業

医療用医薬品の生産額は6兆1,489億円

医薬品の生産額は、2010年は6兆7,791億円でした。このうち医療用医薬品の生産額は、6兆1,489億円で、約9割を占めています。また、一般用医薬品の生産額は6,022億円で、医療用と一般用の生産額の比率はおよそ10:1です。

出展:厚生労働省「薬事工業生産動態統計調査」平成22年度

より高度な技術と革新性を求めて増大する研究開発費

日本でひとつの新薬を開発するための費用は数百億円から、なかには一千億円以上かかるものもあります。日本の製薬企業のうち売上高上位10社の平均研究開発費用は、2002年では588億円でしたが、2010年では1,262億円に増大しています。こうした背景から、新薬開発の競争力を高めるために、近年では製薬企業の合併も進んでいます。

出展:製薬協DATA BOOK 2012

あらゆる製造業のなかでもトップクラスの研究開発費比率

医薬品開発の特徴は、それに費やされる長い年月と低い成功確率です。さらに、有効性と安全性を追求するため、多額の研究開発費が必要となります。医薬品製造業における売上高に対する研究開発比率は12.02%と他の製造業に比べて、際立って高い比率になっています。

出典:製薬協DATA BOOK 2012 製薬協調べ

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