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日本の製薬産業-その規模と研究開発力-

優れた研究開発力を誇るわが国の製薬産業。国際的にも確かな地位を築いているその実績や近年の実状について、世界各国との比較や国内の各種統計データなどをもとにご紹介します。

世界から見た日本の製薬産業

世界第2位を維持するも
シェア半減の日本の医薬品市場

1998年から2008年までの10年間で世界の医薬品市場はおよそ2.5倍もの規模に成長しました。日本市場は北米市場に次ぐ第2位の地位を維持していますが、2008年のシェアは1998年の約3分の2。たび重なる薬価引き下げなどで、グローバル市場から見ても日本の医薬品市場の成長は抑制されてきていることがわかります。

※数値は、上記グラフの各年における市場価格の総計を100%とした場合のシェアの推移

※数値は、上記グラフの各年における市場価格の総計を100%とした場合のシェアの推移
出典:(C)2010 IMS Health, IMS World Reviewをもとに作成(転写・複製禁止)
出所:医薬産業政策研究所

日本の新薬開発力は
米・英に次ぐ世界第3位

世界の売上高上位100位までの製品を、開発した起源国籍別に見ると、日本で生まれた医薬品は13品目で、米国の39品目、イギリスの20品目に続く世界第3位。この優れた新薬開発力により、世界への高い貢献度を誇っています。

※同一成分の重複および検査薬を除いた100製品の集計
出典: Pharmaprojects、©2010 IMS Health. IMS World Review・IMS LifeCycleをもとに作成(転写・複製禁止)
出所:医薬産業政策研究所 「製薬産業の将来像-2015年に向けた産業の使命と課題-」(2007年9月)

日本の製薬産業

医療用医薬品の売上高は
7兆3,732億円

医薬品の売上高は、2007年度は8兆8,820億円でした。このうち医療用医薬品の売上高は、7兆3,732億円で、約8割を占めています。また、一般用医薬品の売上高は7,492億円で、医療用と一般用の売上額の比率はおよそ10:1です。

出典:厚生労働省「医薬品産業実態調査報告書」平成19年度

より高度な技術と
革新性を求めて
増大する研究開発費

日本でひとつの新薬を開発するための費用は数百億円から、なかには一千億円以上かかるものもあります。日本の製薬企業のうち売上高上位10社の平均研究開発費用は、2000年では1社あたり488億円でしたが、2008年では1,333億円に増大。こうした背景から、新薬開発の競争力を高めるために、近年では製薬企業の合併も進んでいます。

出典:製薬協DATA BOOK 2010

あらゆる製造業のなかでも
トップクラスの研究開発費比率

医薬品開発の特徴は、それに費やされる長い年月と低い成功確率です。さらに、有効性と安全性を追求するため、多額の研究開発費が必要となります。医薬品製造業における売上高に対する研究開発費比率は11.74%と他の製造業と比べて、際立って高い比率となっています。

出典:製薬協DATA BOOK 2010

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