「医薬品の価値」をあらためて考える
田村 浩司(医薬産業政策研究所 主任研究員)
(No.73:2019年05月発行)
政策研リサーチペーパーNo.20「医薬品の価値」が2004年7月に発刊されてから15年が経過し、その間に社会・経済環境をはじめ、医療や医薬品を取り巻くさまざまな環境が変化し、また関連の科学・技術等が急速に進歩した。
上記を踏まえ、医療や社会にもたらす多種多様な効用として提供される医薬品のさまざまな価値とその多面性について再整理するとともに、医薬品毎に異なる価値の多面性の評価に関する考え方や可能性等について論じる。(本リサーチペーパーの内容は、製薬協の関連各委員会から参加いただいた専門家からなる「医薬品の価値研究会」での議論の内容を基礎としつつ、筆者の責任においてとりまとめを行ったものである。)