日本の医薬品産業における特許指標と技術革新

岡田 羊祐(信州大学経済学部・医薬産業政策研究所 主席研究員)
河原 朗博(医薬産業政策研究所 主任研究員)

(No.5:2000年03月発行)

日米主要医薬品企業の開発品(phaseI以降)に関する特許を対象に平均出願国数、海外出願率、前方および後方引用件数を比較し、日本の医薬産業の技術革新度を評価することを試みた。前方引用件数とは後願特許の審査官が当該特許を引用した件数で、当該特許の技術的価値あるいは特許化された技術の基礎的、先行的性格を計る指標となり得る。後方引用件数は特許の出願時に審査官によって引用された先行特許件数で技術革新の累積的性質の測度としてみることが可能である。

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