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「バイオジャパン2018」ならびにAPAC天然物創薬コンソーシアム調印式(タイ・台湾・日本)
開会式、アジア製薬団体連携会議(APAC)の創薬連携活動、ならびにバイオ医薬品委員会セミナーについて
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APAC天然物創薬コンソーシアム立ち上げの3者(タイ・台湾・日本)調印式と記者会見

創薬連携WGでは、「アジアにおける創薬エコシステム」の実現に向けて、アジア諸国の強みである天然物の創薬活用をテーマに議論を重ね、2018年4月に、生物多様性条約の遺伝資源のアクセスおよびその利用から生ずる利益配分に関する名古屋議定書(CBD-ABS/NP)を遵守し、かつ、アジアにおける天然物の創薬活用を推進するガイドライン(基本的な考え)をタイの生命科学研究所(TCELS)、台湾のバイオ医薬産業発展推進オフィス(BPIPO)とともに策定しました。さらに3者(タイTCELS・台湾BPIPO・製薬協)は、本ガイドラインに記載された基本的な考えを尊重した研究を推進するため、APAC天然物創薬コンソーシアムを立ち上げて活動を開始することに合意し、10月12日に製薬協において覚書の調印式ならびに記者会見を行いました。タイ、台湾、日本の窓口機関がこの覚書に調印したことによって、アジア3ヵ国にまたがるコンソーシアムの運営体制が正式に発足しました。本コンソーシアムでは、日本の製薬企業によるアジアの研究者の人材育成と、それら人材が母国で実施する創薬研究によって、天然物の創薬研究における可能性を最大限に活かすとともに、アジアにおける創薬連携の活性化を目標としています。

バイオ医薬品委員会セミナー

バイオ医薬品の開発・製造プロセスへの人工知能(AI)導入は、日本だけでなく世界的にも取り組みが遅れていましたが、最近、低分子医薬品に続き、バイオ医薬の製造工程でも連続的な生産手法が議論され、技術開発が盛んに行われるようになってきました。また、AIをプロセス管理に本格導入することで、生産性の高い生産プロセスを構築しようという動きも出てきています。そこで、製薬協バイオ医薬品委員会ではバイオ医薬品の製造へのAI導入について、大学および産業界のそれぞれの立場で議論することを目的としたセミナー「バイオ医薬品製造最前線:AIなどを活用したバイオロジクスの生産プロセスの変革」を10月11日に開催しました。
 本セミナーでは、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授で製薬協バイオ医薬品委員会の内田和久技術実務委員長がコーディネーターとなり、内田技術実務委員長が現状のオーバービューを紹介し、その後、京都大学大学院医学研究科臨床システム腫瘍学特定教授、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科客員教授の荒木通啓氏が、「バイオロジクスの生産プロセスにおける IT/AI 技術の活用」について紹介し、続いて横河電機ライフイノベーション事業本部新技術開発センター事業開発責任者の下田聡一郎氏が「計測・制御・情報技術によるバイオ医薬品製造の効率化の取組みと今後の展開」について紹介しました。その後のパネルディスカッションでは、データの保管場所・データの質・ソフトプラットフォーム、Process Analytical Technology(PAT)、日本のバイオ医薬品の開発・製造におけるAIの導入状況について、活発な議論が行われました(参加者126名)。

次回の「バイオジャパン2019」は2019年10月9日~11日、パシフィコ横浜で開催されます。

研究振興部長 吉田 博明、薬事部長 松本 法幸

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