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「2017 ライフサイエンス知財フォーラム」を開催
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会場からの質疑応答

質問)講演で「ロイヤリティ・スタック」、「特許の藪」という言葉が出てきたが、再生医療分野では、数多くの特許を出願してパテントプールをつくるという時代になるのか?
回答)初期から製品に至るまで、新しい技術なので複数の特許が生じ、また、低分子と異なり特許群が重なり合って、お互いの細胞が権利範囲かどうかも明確でない状況でやっていくことになるのを懸念しています。しかし、IT業界のように何百という特許を出してなんとかしようという分野ではないと考えています。
質問)コスト削減には、自動培養装置の開発が必須ではないか?
回答)全工程自動化といったハイスペックではなく、まず半自動・補助装置的なものが第一段階としてあります。その後は早い時期にオートメーション化していくのではないかと予想していますが、法規制の中での品質管理等、機械の技術との間でギャップがあるのが現状です。今の自動培養装置を高度化するという技術も、経済産業省の支援対象としてプロジェクト的に行っています。機械分野・IT分野の技術は今後重要になっていきます。
 培養以外にも、細胞の輸送や患者さんの細胞採取、また、医療コストやビジネスモデルの問題等の課題を解決しなければ、産業として尻すぼみになりかねません。
 
 議論が尽きない中、本フォーラム自身が、再生医療分野の技術・知的財産の発展のきっかけとなり、日本がグローバルにリードできるように、産官学の連携で未来医療を実現することを祈念して、閉会となりました。

まとめ

このパネルディスカッションでは、再生医療の第一線におられるアカデミア、企業、行政からのパネリストの先生方の間で、知的財産権だけではなく、サイエンス、薬事行政、ビジネスモデル等さまざまな観点から議論されたことが印象的でした。前例のない中、実用化のためには、従来の枠を越えた協働が必要であることが実感されました。患者さんに少しでも早く再生医療を届けるためにも、知的財産権のあり方について、産官学が一丸となって、新たな道を模索していく必要があると思います。

知財フォーラム準備委員会

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