製薬協について 製薬協について

Topics | トピックス

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
177号タイトル
トピックス画像
前へ123次へ
「バイオジャパン2016」が開催
開会式、アジア製薬団体連携会議(APAC)の創薬連携活動、ならびにバイオ医薬品委員会セミナーについて
line03 line03 line03

武田薬品工業代表取締役社長CEOのChristophe Weber氏は、「The future of Pharmaceutical Companies」と題して、真のイノベーションとは何か?と問いかけ、戦略を明確にすることの重要性から講演を始めました。世界における日本の市場シェアは20年前の20%から現在は大きく低下していますが、市場全体が大きくなっているために数値が小さくなっているだけで、将来の伸びは十分期待できると判断しています。武田薬品工業は革新的創薬を続けていくために、10の領域を消化器、がん、精神神経とワクチンに絞りました。加えて、研究拠点の集約とほかとの連携をいっそう進めて、新興国へのくすりの投入もより積極的に行いたいとのことでした。
 再生医療イノベーションフォーラム代表理事・会長、富士フイルム取締役副社長CTOの戸田雄三氏は、「再生医療が拓く新しい医療」と題して、超高齢社会に直面して医療環境も大きく変化し、今後はcell scienceの応用により、(1)細胞治療、(2)再生医療、(3)細胞工学、(4)細胞ロボットの4つが期待されるとして、各々の現状ならびに見通しを示しました。また、病気になってからではなく、未病の状態から先制医療として再生医療を役立たせることができるのではないか、さらに、これらの応用によって薬剤開発を根本的に変えることが可能との考えを述べました。

アジア製薬団体連携会議(APAC)創薬連携ワーキンググループ企画の公開セミナー

製薬協は2012年に、「革新的新薬をアジアの人々に速やかに届ける」をミッションとしたアジア製薬団体連携会議(APAC)を設立しました。その具体的な活動として、規制許認可と創薬連携に関する2つのワーキンググループ(WG)を立ち上げて活動しています。
 創薬連携WGでは、(1)情報共有、(2)ネットワーキングの場の設定、(3)創薬の能力向上という3つの柱で活動を進めており、バイオジャパンにおいて公開セミナーを主催者セミナーと位置づけて行ってきました。2016年は「アジア各国における天然物を活用した創薬研究の取組み」というテーマで第2日の13日に開催しました。
 モデレーターの研究開発委員会の池浦義典委員長とタイのTCEL CEOのNares Damrongchai氏のもと、「台湾における天然物を活用した創薬研究」(Dr. Tsu-Hwie Annie Liu, Director of Industrial Information, DCB)、「タイにおける天然物創薬」(Dr.Wanchai De-Eknamkul, Head of Natural Product Biotechnology Group, Chulalongkorn Univ.)、「マレーシアにおける天然物を活用した抗がん剤の研究」(Dr. Pei-Jean Tan, Cancer Research Malaysia)および「エーザイにおける天然物からのリード創出」(Dr. Akifumi Okuda, Eisai)について各々の講演の後、パネルディスカッションが行われました。
 天然物創薬に関しては、創薬連携WG活動を重ねた成果としてタイと台湾から要望の出された課題であり、創薬連携WGの具体的な活動を始めるにあたって、今回のセミナーがキックオフの役割を果たすのではないかと期待されます。

アジア各国における天然物を活用した創薬研究の取り組みをテーマとした主催者セミナー(「バイオジャパン2016」第2日)

アジア各国における天然物を活用した創薬研究の取り組みをテーマとした主催者セミナー(「バイオジャパン2016」第2日)

前へ123次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ