製薬協について 製薬協について

Top News | トップニュース

最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前 pdf
201501タイトル
top_news
前へ123次へ
日本医療研究開発機構(AMED)の発足について
医療分野の研究成果の円滑な実用化に向けた司令塔の設立
line03 line03 line03

6. おわりに

2014年12月8日に開催された健康・医療戦略参与会合において、AMED理事長就任予定者の末松氏からAMEDの概要説明が行われ、多田製薬協会長は業界側の期待を述べています。2015年4月に発足するAMEDは医療研究分野のイノベーションを推進する司令塔機能の実務を担うことから、AMEDの周辺に存在する関係者・専門家集団も研究開発型製薬産業を含め多岐にわたり、かつ取り組む案件は10年前後の長期間のフォローを必要とするものも多いです。
 今回のAMEDの発足を機に、これら関係者が 「優れた基礎研究の成果を、有効性・安全性を確認しつつ、できるだけ早く医療現場に届ける」との最終目標を共有しながら、1つひとつの案件への着実な対応を通してAMEDの活動・発展に一致協力することが重要です。このような取り組みの積み重ねによって日本におけるオープン型イノベーションが実践可能となり、創薬研究環境が改善され、研究開発型製薬産業がアンメット・メディカルニーズ(難病用薬を含む)の薬剤開発に積極的に取り組み、最終的には製品化を通じて患者さんのために今まで以上の貢献を行うことが可能になってくるものと期待します。
 このようにAMEDの発足・発展は研究開発型製薬産業にとって研究開発面での環境・体制整備という面で非常に期待されるものです。なお、この研究開発投資の前提として、医療保険制度(薬価基準制度)面や研究開発税制面へのステークホルダーの持続的な理解も、投資継続のための良好な環境として不可欠なものである旨も付記して終わりとします。

「日本医療研究開発機構」の発足について


日本製薬工業協会
会長 多田 正世

世界に先駆けて超高齢社会を迎えるわが国において、健康長寿社会の実現を目指し、医療分野の研究開発の司令塔を担う日本医療研究開発機構(AMED)が設立されることは大変意義深いことであり、製薬協は大いに歓迎しております。
 従来、アカデミアのシーズは実用化に向けた「死の谷」と呼ばれる応用研究(特に最適化研究から非臨床試験まで)の段階を越えることが困難でした。今般、AMEDに創薬支援ネットワークの本部機能が移管され、知的財産管理やファンディングなどの機能も連携することにより、切れ目のない実用化支援がスピード感をもって行われることを期待します。
 また、AMEDの創薬支援戦略部が国の定めた9つの連携プロジェクト(オールジャパンでの医薬品・医療機器創出、再生医療、ゲノム医療、疾患領域ごとの取り組みなど)と部門横断的な連携を推進することにより、医薬品の実用化が加速・強化され、研究成果の企業への情報提供や導出がなされることを期待します。
 私たちは、成長戦略として示された政府の取り組みのもと、学・官との連携をよりいっそう深め、研究開発志向型製薬企業の使命である、革新的な新薬の創出に全力を尽くす所存であります。

(談)

前へ123次へ
最新号目次へ 既刊号一覧2014年5月以降2014年3月以前

このページのトップへ