私たち日本製薬工業協会(製薬協)は、革新的で有用性の高い医薬品の開発と医薬品産業の健全な発展を通して、日本および世界の人々の健康と福祉の向上に貢献することをめざす研究開発志向型製薬企業の団体です。
21世紀に入り、ゲノム科学やたんぱく質科学を応用した生命科学研究の目覚しい進歩により、「抗体医薬」、「分子標的薬」など、新薬の創出に繋がる研究開発が進んでいます。また、「iPS細胞の発見」など今後の医療技術に大きな変革をもたらす新しい研究も急速に進んでおり、これらの成果を優れた医薬品の創製に生かすべく、製薬協の各加盟企業では積極的な研究活動に取り組んでいます。
製薬産業には、「医療における役割」と「産業としての役割」の2つが期待されていますが、前者では、革新的新薬創出による病気の克服や医薬品の安定供給を通じた国民の健康増進への貢献、後者においては、省資源知識集約型産業として、日本経済発展のリーディング産業の一翼を担うことが期待されています。2007年には、「革新的創薬のための官民対話」での議論を経て、医薬品・医療機器産業を日本の成長牽引役へ導くとともに、世界最高水準の医薬品・医療機器を国民に迅速に提供することを目標とした「革新的医薬品・医薬機器創出のための5か年戦略」が制定され、イノベーション促進のためのさまざまな取り組みが強化されてきています。このような社会的要請に応えるために、製薬協では日本の製薬産業の研究開発力や国際競争力をより一層強化していくためのさまざまな活動を展開しています。
製薬協は「世界の医療に貢献する産業」および「見える産業」をめざして、関係省庁に対する政策提言活動や「患者中心の医療の実現」にむけた広報活動を積極的に行ってまいります。
日本製薬工業協会 会長 庄田 隆 |