


くすりには、いろんな種類と、いろんな形があるのはどうしてだと思いますか?そのナゾを一緒に解決していきましょう!

くすりには、いろんな形と種類がありますが、使い方で大きく分けると、つぎの3種類に分けることができます。
- ● 内用剤(ないようざい):飲むくすり
- ● 外用剤(がいようざい):ぬったりはったりするくすり
- ● 注射剤(ちゅうしゃざい):注射器(ちゅうしゃき)で体内に注入するくすり
このように、いろいろな形と種類のくすりがあるのは、病気や症状(しょうじょう)などに合わせた使いやすさを考えながら、さまざまな場合に対応できるようにするためなのです。
飲みやすさ、使いやすさなどを考えて、最大の効果を発揮(はっき)させるために、さまざまな形に加工されています。



内用剤(ないようざい)とは、口から飲むくすりのことをいいます。
錠剤(じょうざい) 、カプセル剤(ざい)、粉ぐすり、ドライシロップ、液剤(えきざい)、シロップ剤(ざい) などの種類があり、それぞれ胃の中でとける時間と、くすりが効(き)きはじめるまでの時間、くすりの効果が続く時間などがちがいます。



外用剤(がいようざい)とは、病気の部分に直接ぬったり、はったりして使うくすりのことを言います。
傷口(きずぐち)を消毒する消毒薬、目薬、点鼻薬(てんびやく)、ねんざや腰痛(ようつう)・肩(かた)こりなどの
治療(ちりょう)
に使用するシップ(貼付剤(ちょうふざい))、皮ふにぬる軟(なん)こう、おしりから入れる坐薬(ざやく)などが外用剤(がいようざい)です。
いずれのくすりも、事前に手を良く洗(あら)ってから使用しましょう。くすりに
細菌(さいきん)
がついてしまうと、かえって傷(きず)を悪化させてしまうおそれがあります。



注射剤(ちゅうしゃざい)とは、腕(うで)や肩(かた)など体に注射針(ちゅうしゃばり)をさして、皮ふの下や血管内に入れる、液状のくすりのことを言います。
体内に直接入れることができるため、
内用剤(ないようざい)
と比べて効(き)き目が早く、くすりも少ない量ですみます。
ただし、血液の中に直接入ることになるため、
副作用
がでやすく、また、
細菌(さいきん)
にも
感染(かんせん)
しやすいので、注射剤(ちゅうしゃざい)をうつときには、十分な注意がはらわれています。

