腸で溶けるくすり 腸で溶けるくすり 腸で溶けるくすり

くすりの仕組みがわかる実験を動画で紹介しているよ。実験の結果予想や、動画を見てわかったことなどをレポートにしてみよう♪

どうして胃の中でとけないの?
どうして胃の中でとけないの?

くすりには、胃の中でとけずに、腸へ入ってからとけるように工夫(くふう)されているものがあります。胃液(いえき)で食べものやくすりは消化されてしまうように思われますが、どうやってくすりが胃の中でとけないようにしているのでしょうか。このようなくすりは、胃と腸の中の酸性度(さんせいど)のちがいを利用して、うまく胃の中を通りぬけるようにしているのです。

実験 実験
動画の再生(さいせい)ボタンをクリックして実際(じっさい)の様子を見てみよう!。
くすりは、病気やケガを治すためのものです。正しく使わないとからだに害を与えることがあるので実験はまねしないでね。
実験結果!
実験結果!

胃液(いえき)と同じ酸性(さんせい)の液(えき)ではとけず、腸液(ちょうえき)と同じ中性(ちゅうせい)の液(えき)ではとけた。

腸でとける錠剤(じょうざい)には酸性(さんせい)が強いととけない コーティング がしてあります。酸性(さんせい)が弱くなり、中性(ちゅうせい)からアルカリ性(せい)へと近づいていくと、コーティングがこわれてとけだします。胃の中でとけると問題になる場合には、このような工夫(くふう)をして無事に腸へ運ばれてからとけだすようにしています。錠剤(じょうざい)の工夫(くふう)を生かすために、くすりはかみくだいたりせずに、そのまま飲みましょう。

胃液(いえき)と同じ酸性(さんせい)の液(えき)ではとけず、腸液(ちょうえき)と同じ中性(ちゅうせい)の液(えき)ではとけた。 胃液(いえき)と同じ酸性(さんせい)の液(えき)ではとけず、腸液(ちょうえき)と同じ中性(ちゅうせい)の液(えき)ではとけた。
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監修 望月眞弓(慶應義塾大学 名誉教授)