


くすりの仕組みがわかる実験を動画で紹介しているよ。実験の結果予想や、動画を見てわかったことなどをレポートにしてみよう♪

食事のあとでもないのにゲップがでたり、胃のあたりがキリキリする痛(いた)みがある場合、胃(い)の中から酸(さん)( 胃酸[いさん] )がいつもより多くでて、胃液(いさん)の酸性(さんせい)が強くなっていることがあります。そんなとき、 化学反応(かがくはんのう) を利用して胃液(いえき)の酸性度(さんせいど)を弱めて、胸やけや痛(いた)みをやわらげるくすりがあります。



pH試験紙が赤色から緑色になった。
胃液(いえき)に見立てた塩酸(えんさん)の水溶液(すいようえき)に、 胃酸(いさん) の中和剤(ちゅうわざい)である重曹(じゅうそう)を入れて、 pH試験紙 にひたすと色が変化していきました。これは、胃酸(いさん)の酸性(さんせい)を打ち消すアルカリ性(せい)のくすりで、 化学反応(かがくはんのう) を起こし、胃液(いえき)が中性(ちゅうせい)に近くなったということです。シュワシュワしているのは化学反応(かがくはんのう)によって炭酸(たんさん)ガス(CO2)が発生しているためですが、この反応(はんのう)を自分で感じることはありません。しかし、からだの中では、このような反応(はんのう)が起こって胃(い)の中が中性(ちゅうせい)になり、胸やけや胃(い)の痛(いた)みがやわらぐ仕組みになっています。

