くすりを開発するためには、だれの協力が欠かせない?
患者さんの同意を得ておこなう「治験(ちけん)」は、新薬の開発になくてはならない過程(かてい)です。
動物や細胞を使った非臨床試験(ひりんしょうしけん)を通過したくすりの候補(治験薬(ちけんやく))が、安全で実際にヒトに効果があるかどうかを調べるための最終的な確認を臨床試験(りんしょうしけん)(治験(ちけん))といいます。治験(ちけん)は3段階に分かれ、病院などの医療機関(いりょうきかん)において、第1段階では健康な人、第2〜3段階では患者さんを対象にして、同意を得たうえで厳(きび)しい基準に基づいておこなわれます。