製薬産業のビジョン2025

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世界に届ける創薬イノベーション

昨今の製薬産業を巡る環境変化は、大変激しくかつ厳しいものがあります。新薬開発の難度の高まり、研究開発費用の高騰、国際競争の激化に加え、社会保障費の歳出抑制強化により、事業リスクが増大しています。また、革新的な医薬品を創製し続けることで、その使命である世界の人々の健康と福祉の向上に貢献すると同時に、経済成長の期待に応えていかなければなりません。
これらの背景、および未来予測を基に、2025年に向けて、我々研究開発型製薬企業が、その使命を果たすために、今後、どのような視点で、何に取り組む必要があるか。そして製薬産業以外の方に創薬イノベーションの価値と重要性について、理解と協力を得ることを目的として2016年1月に、「製薬協 産業ビジョン2025」を取りまとめました。

志高き信頼される産業となる

Vision1.先進創薬で次世代医療を牽引する~P4+1 医療への貢献~

先進技術の積極的な利活用と、既存技術の高度化を合わせて、創薬を進化させ、患者の理解のもと、患者ごとに最適な薬を、先制医療を含めた適切なタイミングで提供するという、次世代医療(P4+1 医療)の実現に貢献する。

Vision2.世界80 億人に革新的な医薬品を届ける

治療薬を切望する世界の患者の期待に応えるため、自らが創出した革新的な医薬品を、文字どおり世界中の人々に届けることを目指す。

Vision3.高付加価値産業として日本経済をリードする

経営の効率化、特に合理化された研究開発によって革新的な医薬品を生み出し、世界の多くの方々の健康増進に寄与する。
その結果として、日本の経済成長に貢献し、 次代の日本を担う高付加価値産業となる。

Vision4.健康先進国の実現を支援する~心おきなく健康で長生きできる社会に~

患者参加型医療の推進に寄与し、より質の高い人生を送ることができるようになるとともに、社会保障制度の持続可能性を高めることにも貢献する。

Vision5.志高き信頼される産業となる

  • 高い志をもって自らの使命を果たし、全てのステークホルダーから評価・信頼されている産業、 その規範や取り組みが海外においても尊重されている産業となる。
  • 創薬イノベーションの重要性に対する人々の理解を深め、創薬に希望を寄せる人、創薬を目指す人、 創薬に参加したいと考える人を増加させていく。

補論

グローバルヘルスに対する使命と貢献

  • 研究開発:新薬創出を活性化させるパートナーシップ
  • 医薬品アクセス:世界に届けるための仕組みづくり
  • 人材育成:スキル・ノウハウの伝達

企業規模・再編に対する考え方

  • 製薬産業への脅威:製品特性の変化と開発費の高騰
  • 研究開発型製薬企業の課題:事業の規模や形態について自らが最適解を求め、決断

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