治験啓発パンフレット Q21.プラセボ効果とは何ですか?

回答

効き目のあるくすりを服用していると本人が思い込むことによって、病気がよくなることがあります。

もっと詳しく見てみましょう

プラセボ(偽薬)と言う、効き目ある成分が何も入っていないくすりを服用しても、患者さん自身が、自分が飲んでいるくすりは効き目があると思い込むことで、病気の症状が改善することがあります。これをプラセボ効果と呼んでいます。治験ではこれを科学的に証明するために、場合によっては有効成分を含まないプラセボ(偽薬)を服用していただくことがあります。効き目のないものを服用して症状が悪化したらと不安に思われるかも知れませんが、医師や治験に関わる人が慎重に患者さんの様子を確認しており、変化が見られたら直ぐに適切な処置することになっています。

平成15年11月から12月にかけて一般市民のみなさん200名を対象に実施したアンケートにおいて、治験に関連した用語を知っているか聞いてみました。その結果、「プラセボ」の用語は認知度が低いという結果になりました。

出典:相澤篤 他:治験推進を目的とした情報提供の現状と今後について
-治験依頼者,一般市民の立場からのアンケート調査よりー 臨床医薬20(10),1025-1043(2004)より抜粋

このページをシェア

TOP