医薬品評価委員会 費用対効果評価の実践 NICE技術評価ガイダンスの事例から分析モデルのバリエーションを学ぶ

データサイエンス部会

本邦での試行的導入時の費用対効果評価のプロセスは英国NICE(The National Institute for Health and Clinical Excellence)のSingle Technology Appraisalsの流れに似ている。そして、NICEはウェブサイト上でNICEが評価した全ての費用対効果評価に関する文書を公開しており、結論は技術評価ガイダンス(Technology appraisal guidance)としてまとめている。
本邦では費用対効果評価におけるモデル作成のノウハウが不足しているため、2017年度データサイエンス部会継続タスクフォース6では、技術評価ガイダンスで公開されているNICEでの議論を紹介することにより、モデルを作成する際に役立つ考え方を具体的に提示できると考えた。
本報告書では、データサイエンス担当者が直面するであろうモデルの構築方法等について、NICEの総合的評価(アプレイザル)の具体的な事例の紹介を行った。これらの事例を通じてデータサイエンス担当者がモデルにバリエーションがあることを理解し、実際的な作業・議論の論点をイメージできるようになることを目的としている。また、付録にはNICEの総合的評価(アプレイザル)資料の検索方法や、仮想事例を用いたケーススタディを実際に体験できるエクセルファイルを添付した。
来るべき費用対効果評価の本格導入に向けて、医薬品・医療機器の企業が自社の医療技術の価値および価格に対し説明責任を果たすために、データサイエンス担当者がより多く貢献するための一助となれば幸いである。

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